サロンはイキイキ♪

 サロン生も本の発売をとても楽しみにしてくれています。とはいえ、この本の元となったのが、サロン生への調査研究だったので、彼らは自分たちの「歌」の取り組みを、本を読んであらためて振り返ることになります。
赤とんぼで学ぼう シンプル声楽法

 歌う効果がどれほどか、ちょっと、サロンをのぞいてみてくださいね。画像はいつものように、心強いサポートの田中真澄さんのブログからお借りしています。

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 スッキリ伸びた背筋…全く歌うことのなかった段階からレッスンを始めたMさんの姿勢です。上手く歌えるようになるうち、こんなステキなスタイルを手に入れて、お話の声もふんわり豊かに響くようになりました。

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 こちらはなんと、アラウンド80の方のお姿です。みんなの歌に合わせてバレエを踊ってくださってます。なんでこんなに良い姿勢なの?!歌唱と舞踏の相乗効果ですね、きっと!!

となりで感激する私が太く見えます、ご容赦を…(゚△゚;ノ)ノ

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 読売からお誘いがあって開講した市の施設「松原テラス」も満席です。台風一過のこの日、くっきり晴れて青空になりました。

 近年「肺炎がいやなら喉を鍛えなさい」の本がベストセラーになるなど、従来の歌好きとは異なる、あらたな歌唱初心者の層を感じさせる開講日。この層の方々には、従来のボイスレッスンのように沢山の量をこなすことなく、負担少なくより効果的にポイントをギュッと絞った内容を届けできる… これがサロン生を対象に研究をまとめた成果かなあ。

 本ではこれをやさしいメソッドにしています。サロン生が楽しく歌うことが、広く社会の裾野の健康を底上げすることにつながってホントに嬉しいです

1 「シンプル声楽法」


写真をお借りした真澄さんのブログもご覧くださいね。
マイブランディング

健康寿命…ひしひし感じる社会の胎動

オファーをいただきました。


松原市が「健康・学び・交流づくり」を目的とした施設をつくりました(市のHPはこちら→♪♪♪)

運営は、スポーツのミズノが受諾しています(ミズノのHPはこちら→♪♪♪)

ミズノは、スポーツのみならず、カルチャーとの協業という初の試みを実施します。

そこに、「ボイストレーニング講座」へのオファーをいただいたという訳です。


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 ここに入るソフトは「健康・学び・交流づくり」をテーマとします。子どもと親や祖父母が交流する場所があります。子どもから大人まで楽しめるスポーツとカルチャーの講座が用意され、からだと脳をトレーニングする拠点となるでしょう。 


 思うに、この施設は、以前までよくあった税金の無駄使いの「箱もの」建設ではない。アクティブシニアの利用だけをあげても、心身の健やかな保持は、かかる医療や介護負担の莫大な経費削減につながって、市にとってのメリットも大きいことでしょう。少子高齢化対策や地域活性が、この施設の究極の目的だと思うのです。


 こんな公の方向性とも重なる、もうひとつの民間の動きを、最近聞きました。さびれにさびれたニュータウンの水面下のレアな話です。サロンの生徒さんが教えてくれました。やがて来る町の超高齢化を見据え、今、リタイア後の人たちが横に手をつなぎ始めてすごいらしい。


 大学教授あり、クラシックの音楽家あり… それぞれの専門家がそれぞれの専門性を、住む地域に還元しているのだそうです。例えば、自宅を開放して合唱を。ランチを楽しみながら英会話を。文化・運動・教養の諸々を、人生のひと仕事を終えて空いた時間、ボランティアに活かしているのです。(私もアメリカ暮らしの際、こんなボランティアのスタイルの恩恵に、たくさんあずかりました) 


 専門スキルを交換教授することによって、街全体は、カルチャーセンターやスポーツランドとなるではありませんか。人の身体機能や脳は活性化し、元気になって助け合い精神も生まれます。


 これら公と民の実態は、とりもなおさず、介護年齢を遠ざけ、健康寿命を延伸させる対策につながると思います。


 私は、アクティブシニアのための「声楽の健康効果」を研究して論文にまとめました。その内容は、治療と癒しの音楽療法を目的としませんでした。歌好きアクティブシニアは、声楽でより健やかに… データ分析の根拠をもって、社会へさきがけて提唱した研究結果と示唆は、公と企業が目指し民間が実践する実態とも合致してきています。超高齢化社会の課題である「健康寿命の延伸」に、声楽歌唱が役立てられると、再度、確認できた次第です。


 今までは、ビッグなオファーがあればただただ嬉しいだけでした。けれど、今回の松原テラス(輝)のオフォーには、声楽を活かす社会的意義をよく理解したうえで、ミッションをもってお応えできるようになりました。これは、院生となる前と後の大きな違いでもあります。


 6月は梅雨の季節。先日は、奈良・京都のサロンへの出講日でした。四天王寺を抜ける際、突然、ホラ貝の音が「プォー」と響き…。修験道かはたまた山伏か、全国から集結したかのように行列して、山門をくぐってゆきました。お寺の庭のアジサイが綺麗です。

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年齢をプラスに!

 長い人生、あることをきっかけにより豊かな生き方を選択して、自らに合った齢の重ね方に路線変更する人がいます。これを「ポジティブエイジング」と言います。「エイジング」は年齢を重ねること、「アンチエイジング」は加齢や老化に抗うこと。さらに、「ポジティブエイジング」という加齢をプラスに転じる生き方があるのです。


 ハルカスのサロンなどでも、歌うことをきっかけに、楽しく無理なくレッスンに取り組むうち心も体もどんどん洗練されてゆく方がいます。


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 わたしは、発声・呼吸・歌唱法を通して、長い間、心とからだの健康維持を提唱してきました。レッスンを楽しむ前向きな気持ちが、心身に良い影響を及ぼすという、研究の裏付けも得ています。クラシック歌曲に取り組むことで、多くのサロン生は、身も心も健やかに上質の生き方を心がけるようになりました。人生までもが上昇傾向を示し始めるのです。


 サロンでの私とサロン生の関わりは、音楽療法のセラピストとクライアントの関係とは一線を画します。私は演奏家であり、療法士ではありません。


 例えば、故障した心身のリハビリの代替として、健康づくりを目的に声楽を始める人たちがいます。レッスンを重ね、歌がリハビリの役目を終える頃、彼らの内にクラシック歌唱への意欲が芽生えます。そして必ずと言ってよいほど、これ以降、歌と共に年齢を重ね、ポジティブエイジングそのままの世界を繰り広げてゆくのです


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 クラシックやオペラ その他 日本歌曲など、基本をふまえた歌唱法には、心とからだを「自立」と「自律」に向かわせる作用があると思っています。からだを楽器に整え、音楽を芸術表現するということは、自ら奏でる音楽が心身へ及ぼす好影響も大きいということです。


 年齢に関して、「オプティマル・エイジング」という言葉もあります。その年齢なりの最良の暮らし方や生き方を意味します。健康や美しさ・精神的能力・社会との関わりなど、QOL(Quality Of Life=生活の質)も大きなカギとなります。定義は以下の通りです。


 living at the highest potential that is possible, given each older adults life pattern, physical and mental reserves, functional ability, social context, and environmental influences(オプティマル・エイジングとは、高齢者個人個人の生活パターン、身体的なまた精神的予備力、機能的能力、社会的な関わり、そして環境から受ける影響を考慮し、可能な限り高い質の生活を送ること) 


 残りの人生を思うと、今日は一番若い日!さあ、自身を楽器に整えて、歌声を磨き、今日より明日はちょっぴり成長しましょう♪歌のレッスンが、生涯の人間発達のお手伝いをしてくれます。

クラシカルに書く歌う♪

 明日はサロンでオペラ指導。「次のレッスンはどんなオペラされますか?」とサロン生に聞かれて、「イタリア古典歌曲の基礎を先ずしようと思うの。あとは考え中…」と答えた。考え中だったアリアは、「“Pace,mio Dio!” ~'La Forza del Destino~」(神よ平和を与えたまえ ~運命の力~) に決めた。このアリアの舞台には18世紀半ばの西洋の修道院も出てくる。音大生の頃には、フレーニさんのオペラもよく聴いてレッスンしたなあ…。

 


 只今、本職の声楽演奏の方は、郵便名柄館でのコンサートの練習をしている。カリグラフィーとコラボレーションするのだ。カリグラフィーとは西洋文字の書道とお聞きした。郵便館内は、木作先生の美しい文字で書かれたカードで飾られる予定だ。

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 今回は珍しく小型ハープで弾き語りもする。吟遊詩人のように小型ハープをつま弾き歌って館の雰囲気をさらに醸し出そう。


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 西洋のお姫さまの話題で、木作先生と盛り上がり、中世の貴族の雰囲気漂う舞踏の曲「メヌエット」も演奏することにした。とっても簡単な曲だけれど。


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 メヌエットについてちょっと調べた。
「1660年代からフランスの宮廷舞踏の仲間入りをし、17世紀末には、格式高いダンスとして流行した。基本は4分の3拍子だがフレーズの取り方に特徴がある。宮廷舞踏会の初めのペアダンスとしての定形の踊り方がある。宮廷舞踏会のみならずオペラやバレエなど舞台作品でも踊られたので、様々なタイプのメヌエットが存在する」


 …とは言え、コンサートのためのレッスンばかりしていた訳ではない。ゴールデンウィーク間近なので、今日は朝から家中のお掃除だった。巣立った息子たちを迎える準備だ。GW初日には東京から長男が帰省、GW前半は次男ファミリーがよちよち歩きのベイビーちゃんを連れて来訪。いっぺんに大人数になるため、お料理も大量に作ってストックした。そうそう、次男のお嫁さんは、マリーアントワネットの時代の西洋文化史で卒論を書いたので、宮廷文化に詳しい。教えてもらおう



一日中 音楽

声楽のレッスンを始めると、時間を忘れてしまう。ハープで弾き歌いのレッスンもする。近く、お客さまに聴いて頂くコンサートがあるのだ。ほっと一息のティータイムは、楽譜の模様のお皿にピアノの形のチョコレートをふた粒、四つ葉のクローバーを飾って

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パソコンの前に座って文章を書くことも日常だ。殆どが声楽をテーマとする。ピアノとパソコンの間を行ったり来たり、鍵盤を弾いて、キーボードを叩いて…時間になったら切り替えてごはんを作る。家にいる日は、これらの当たり前のことの繰り返しだ。「ルーティンワーク」とは好きな言葉だ。

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気分転換には公園の散歩。そして、お気に入りの木陰でフジコ・ヘミングの「パリ音楽散歩」を読む。めったに本は買わなくなったが、最近 大人買いした本が3冊。これは、音楽する心のおやつ。
「徹底してお金を使わないフランス人から学んだ 本当の贅沢
「英国レディの世界」
「紅茶 世界のティータイム」

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四つ葉が前庭でいっぱい咲き出した。そろそろ初夏。散歩の途中に、藤の花房が下がっているのを見つけた。明日はハルカス、明後日は奈良・京都のサロンへ出講。レッスンを楽しみにして下さってる生徒さん方、美声と美容と健康のために歌いましょう♪

プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導者
 (故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


マスメディア・デパート・大学関連の講座で 講師をつとめています


読売新聞大阪本社・
讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


あべのハルカス近鉄本店
近鉄サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師


著書:シンプル声楽法
論文:下記のCiNiiサイト参照

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