織姫たちの紡ぎ歌

 大阪・奈良・京都のサロンをまわってきました。久しぶりに「青場城恋唄」を歌いました。心が静かに満ちてくる…そんな歌です。越し方の七夕さまや、今年の人生の在り方が、皆の心に去来しました・。・。♪


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 七夕さまあたりで一年の半分が過ぎます。越し方を振り返ると…☆☆☆ 

数年前にホテルのチャペルで、「織姫たちの紡ぎ歌」と題したコンサートをしました→2012年七夕

3年前のハルカス開業時には、この第2回目を、星空に最も近い「天空のハルカス」でしました。この時は、生徒さんでカラーリストの真澄さんがていねいなリポートをしてくださいました→2014年七夕


 今年の七夕さまも、さやかに光る星のような時が過ごせました。サロンのKさんが「絵本の読み語り」をしてくれたのです。サロンのみんなも「たなばたさま」の挿入歌やピアノのBGMで協力したので、ひとつのステキな作品が仕上がりました。


 Kさんは、目の見えない方のための朗読ボランティアをしています。録音したこの作品を使わせて頂いていいですかと申し出てくれました。どうぞどうぞ…!目の見えない方達に喜んで頂けるなら、こんな嬉しいことはありません。サロン生の顔もパッと輝いて、歌声と音楽の波紋が静かに広がってゆきます。


 来年も「織姫たちの紡ぎ歌」を続けよう・。・。・☆

九州豪雨、心よりお見舞い申し上げます

 福岡・大分が豪雨でたいへんな水害に見舞われています。昨夏、熊本の地震のあと、学会で福岡に行ったので身近に感じられ、多くの方々のご無事を祈っています。


 学会では「声楽が心身に及ぼす健康効果」を発表してきました。わたしが声楽と心身の健康について考え始めたのは、阪神淡路大震災がきっかけでした。ガレキに埋もれながら「赤とんぼ」を歌い、自分自身と周囲のものを励まして無事救出された女性がいたことを、新聞記事で知りました。この記事は、「音楽など、震災の朝に配られたおにぎり一個にも及ばない」と無力感を抱いたわたしに、歌が究極の場面において、生命の灯を燈すことさえあることを教えてくれたのでした。

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 濁流にのまれ、バスの屋根で一夜を明かす時に歌われた「上を向いて歩こう」。先の東日本大震災では、避難先の学校の体育館で一夜を明かす折に歌われた「校歌」。またある時は、洪水の際にミッション系の学校で「賛美歌」が歌われたと聞きました。口をついて出る歌声が生命の灯を燈し続けた、このような報道を目にする機会は少なくありません。 


 「赤とんぼ」の作曲者は、我が恩師の恩師『山田耕筰』です。以来、ミッションを感じ、声楽と心身活性(健康効果)を考え続け、昨夏、福岡で学会発表したのでした。


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耕筰先生と嘉納愛子先生


 濁流の映像がテレビ等で流れています。わたしも、タイヤの上くらいまで水に浸かって、命からがら車を運転したことがあります。住んだサンフランシスコの小高い丘の「フォーレストヒル・クリスチャン・ナーサリースクール」に幼い息子を通わせていました。通園には、UCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ医学校)の裏手にある「ラグナホンダ」の道路を通ります。ある日、大雨でそばを流れる細い川が氾濫しました。運転する私は溢れる川の水もいとわず、「バッシャーン」と前行く車の流れについていったのでした。


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 園へのお迎えは、ピックアップと言います。当時2歳の息子をピックアップした若いママを、先生はこう言って送り出してくれました。「ハッピー スイミング♪」・・・この陽気な言葉に勇気づけられ、川の水があふれ出た「ラグナホンダ」の道路を泳ぐ…いえ、運転することができたのでした。無事家にたどり着いてから現在まで、この愉快な言葉を思い出します。大変な状況の中、言葉や歌声が勇気と元気をくれることがあるものなのですね。


Beauty and the Beast

 写真の手前は黄色のドレスです。衣装スペースから引っ張り出してきました。うーん、入るかどうかが問題だ…。だけど、背中のファスナーもちゃんと上がった!ハルカス開業時には、黄色がマブシイこのドレスで歌いました。


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 むか~し昔、レッスン室に広げたステージ衣装を見た息子たちは、「エイリアンの脱け殻や」と言いました。モコモコのパニエでふくらんだ異様な物体。「なるほど、当たってるやん」と、シビアな感想に深~くナットク。

 このころ入手した楽譜に「美女と野獣」があります。とっても好きな歌だったけど、子育てと家事を言い訳に、譜読みをキッチリしなかった。現在、このディズニー映画実写版は、アナ雪をしのいで超人気です。美女のベルは、黄色のテーマカラーのドレスで、魔法で野獣になった王子と踊ります。

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 今は、ていねいに曲作りにいそしむ時間もできた。そして、おお! 黄色のドレスもあるやんか!…という訳で、「美女と野獣」を歌う野望がフツフツと湧いてきて、黄色のドレスを引っ張り出してきた次第です。とりあえず、真夏の太閤園でこの曲を披露する予定です。

 おとぎ話の舞台はロココ時代のフランス。ロココとは、18世紀フランス宮廷で華開いた繊細優美な美術様式の文化です。魔法が解けたお城が、この時代を反映して華麗です。



わたしの手持ちの楽譜の歌詞は…

すばらしい物語 
おずおずと触れ合うわ指と指 ほんのすこし 
すこしづつ やさしさが ひらいてく 愛のとびら  

真実はただひとつ  しあわせは隠せない 誰の目にも 
なつかしい 歌のように 凍りつく季節さえ変えながら 

ほんのすこし  すこしづつ 
やさしさが ひらいてく 愛のとびら 
やさしさが ひらいてく 愛のとびら  

「食器棚へお行き もう寝る時間だよ」 「ふぁ~ おやすみ…」

     ♪      ♪     ♪     

 ひっぱりだしてきた黄色の輝くドレスなど、年齢関係なく、舞台で着てしまえばこっちのもんです。歌声の魔力でお客さまを「Beauty and the Beast」の世界にいざないましょう。この魔力を支える術(すべ)が、声楽のゆるぎなき基本と演奏実績にあるとは、言うだけヤボな話で…(あ、言っちゃった!我が身を省みてレッスン、レッスン!!)

     ♪      ♪     ♪     

●大学からのお知らせ2つ、こちらもご覧下さいませ→♪♪♪
●真澄さんが本日のサロンをレポートしてくれました→♪♪♪

なんだか、どんどんつながってゆくので(良いご縁が良い方向に…!)嬉しいなあ。

声楽家な一日・。・。

 驚異のもの持ちの良さでビンテージ…花のモチーフの編み物を散らしたスカートです。なぜか必ず褒められる服です。前回のブログに綴ったあくる日、またまたサロンで褒められました。真澄さんが撮ってくれた写真を拝借しました。ありがとうございます!寒いから靴下はいてます。エンジ色で服とお揃いでしょう♪

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 この服を着てた音大生の頃を思い出します。声楽科の学生はかなり派手。だって、どの子もプリマドンナ気取りだったのですもの…若気の至りで生意気でした この時代に一生分のおしゃれをし尽くした感があります。
 
 服も持ち物も、私はストーリーのある品が好きです。母から譲り受けたもの、特におばあちゃんからもらったものならなお最高!物にまつわる歴史やストーリーだけは、お金では買えません

 現在、サロン指導で歌うことが、自分のボイストレーニングになっています。毎日、教壇という小さなステージが与えられて感謝しています。これを「仕事」と思ったことは全く無くなく、サロンの方たちと「大人のお遊び」をする感覚です。遊んでバチが当たらないよう、全身全霊でもって心身合一、無窮の境地で声楽を奏で戯れています。  

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 さて…!小春日よりの暖かさに外に飛び出して、ルーフガーデンで勉強しました。「サロン」とはなんぞや…今一度確認する意味でパリの社交界で活躍した「ショパン」について書かれた論文を読みました。なかなか凄い発見があり、またしても音楽の世界の深みにズブズブ~。あの本もこの資料も、自分の書いたものの読み直しも、勉強したいものでいっぱいです。

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 久しぶりに「プレゼン」もするので、パワポを作り始めてます。微々たるものですが、ほんのちょっと科学(理系)頭脳の回路も機能して(;^_^A  文章書いたり調べ物したりする姿勢が定着。昨年の今頃の、心も凍える修論審査の時期に比べりゃ今はパラダイスかも知れません。遊びと勉強とレッスンの境目もなく、今年の梅は梅もほのかに良い香り。

新年明けましておめでとうございます♪

旧年中は本当にありがとうございました。
2017年が皆様方にとって
ステキな年になるよう、心よりお祈り申し上げます。

年明けは9日の「新春の演奏会」からスタートでします♪
2017年も
声楽の活動、サロンのレッスン指導、歌唱効果の研究に励みます。
どうぞ宜しくお願い致します。

平安神宮 鳥居
プロフィール

Diva

Author:Diva
声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師


♪******♪******♪


声楽とは
歌声を楽しむこと

花束の香りを
かぐように息を吸い
花びらの音符を
ちりばめて
歌いましょう♪

クラシック歌唱は
心身を健やかに導く…
そんな研究を
アカデミックに
発信しています

かつて暮らした街
サンフランシスコの
思い出とともに、
歌が紡ぐ日々の暮らしを
エッセイ風に綴ります

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