お 彼 岸

真っ赤な彼岸花が咲き出して、秋の訪れを伝えます。

 曼珠沙華(ひがんばな)  ~ ~ ~  ~ ~ ~  
 GONSHAN. GONSHAN. 何處へゆく
 赤い、御墓の曼珠沙華 曼珠沙華
 けふも手折りに來たわいな……
 作曲:山田耕筰  作詞:北原白秋
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葛城古道の極楽寺に、お彼岸のお墓参りに行ってきました。
神々の降る里 とネーミングされた古里は、秘密の歴史の奥に、そっとしまわれたエア・ポケット。秋の澄んだ大気に包まれた里山は今、実った稲穂が頭(こうべ)をたれています。

ここから大和盆地は一望のもと、飛鳥京・藤原京・平城京まで遥かに見渡せます。コスモス・紅葉・柿が目を楽しませてくれる葛城の道は、日本で一番カッコイイ男、白州次郎夫人の正子が「 隠れ里 」と著書で絶賛しました。ハイキングにはピッタリで、観光で俗化しない知る人ぞ知る穴場です。

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古道のスタート点、全国賀茂神社の総社、高鴨神社は、紅葉が本当に美しい。高鴨と京都の上賀茂・下鴨神社との関連が『山城国風土記』という古い古い書物に読み取れます。ちょっとご紹介しましょう。

  山城の國の風土記に曰はく、可茂(かも)の社。
  可茂といふは、日向の曾の峯に天降りましし神、賀茂建角身命、
  神武天皇の御前(みさき)に立ちまして、
  大倭の葛木山(かづらきやま)の峯に宿りまし、
  彼より漸に遷りて、山代の國の岡田の賀茂に至りたまひ、
  木津川の隨に下りまして、桂川と鴨川との會ふ所に至りまし…

サッカーのシンボル・マーク、あのヤタガラスが 、賀茂建角身命。大和葛城から下鴨神社周辺へやってきた様子が記されています。後にこの地でお祭りされたのでしょう。 高鴨神社が元締めとされる由縁もナットクです。地下に鉱脈が走り、頭も体も気分もスッキリ!健康にとてもいいんですって。さあ、パワー・スポットで爽快になろう。

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葛城市歴史博物館へも弟とご挨拶にあがりました。この葛城に生きたご先祖様の古文書を、郷土の資料としてお預かり頂いているのです。学芸員であり文学博士である田中先生のおっしゃるには…
 
 「神社ってね、私達の遠い遠い祖先なんですよ!
  皆さん、お寺には参られますでしょう。
  神社も氏子さんでしっかり守ってほしいものですね。」

在アメリカ時、外国人に聞かれて、日本人の自分に答えられなかった質問「日本人って、なんで神社にお参りするの?」歴史博物館訪問で今回、その習性に確信の答えが持てました。

ちなみに同行した弟は実家の当主です。クリスチャンなので、墓前で「アーメン」なんて祈っています。敬愛の念で祈れば、なんにも言うことはない…!!とお姉ちゃんは思っています。神仏混合、外国文化ウェルカム!これぞ日本の懐の深さ?!

ご先祖サマの筆跡に、
「 先祖もがんばった、私もガンバル~~ 」と、
時代の荒波を泳いでつないだ、命のリレーのバトンを感じました。

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秋の風情のこの古里は、広さで世界一の古墳の主、仁徳天皇の皇后の故郷。磐之媛皇后は万葉集の歌姫です。生まれ育った『葛城の高宮』を思わせる美しい万葉歌があります。

   秋の田の 穂の上に霧(き)らふ 朝霞 
         いづれの方にか 吾が恋やまむ [巻2-88]

解釈は磐之媛万葉歌のページを御参考に…。

土地柄、この歌姫と遠い遠い祖先が同じだとしたら、DNAを運ぶ血の一滴が流れていてほしい…なんてロマンがふくらみます。この氏族が祭るのが葛城一言主神社。境内のイチョウの大樹の黄色い葉っぱが陽に照り映える、秋たけなわのシーズンも間近です。

9月22日は 秋分の日。今夏はホントに暑かったけれど、ようやく涼しくなってきましたね。暑さ寒さも彼岸まで…。

 ミニミニ・レッスン ~ ~  ~ ~  ~ ~ 

元気よくハイキングやウォーキングをしましょう。

  秋の夕日に照る山紅葉 
  濃いも薄いも数ある中に
  松を彩る楓や蔦は 山の麓の織る錦 

歌いながら歌うと体の内と外が活性化し、プラスアルファの健康効果が得られます。ボイストレーニング、ブレストレーニングに、童謡「もみじ」を歌って紅葉狩り、楽しそうですねえ♪

プロフィール

Diva

Author:Diva
声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師


♪******♪******♪


声楽とは
歌声を楽しむこと

花束の香りを
かぐように息を吸い
花びらの音符を
ちりばめて
歌いましょう♪

クラシック歌唱は
心身を健やかに導く…
そんな研究を
アカデミックに
発信しています

かつて暮らした街
サンフランシスコの
思い出とともに、
歌が紡ぐ日々の暮らしを
エッセイ風に綴ります

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