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声楽の健康効果…

 キーワードに「声楽」とだけ入れてスマホで検索すると、ある時には上位3番目に出てきたのが、私の論文「声楽が及ぼす心身への健康効果 : 65歳未満・前期高齢者・後期高齢者の声楽の取り組み」だ。これは、CiNii論文サイトに掲載されている。「ウソでしょ!」とわが目を疑ったが、自分のスマホだから自分の論文がすぐ出てくるという訳でもないらしい。

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続きがこれ↓


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 大阪音大、そして相愛大学の「声楽専攻」が続いていた。音楽大学より検索順位が高いということは、自慢でも何でもなく、それだけニーズがあったということだ。先行文献を求めたかつての私と同じように、研究者が情報を求めておいでになるのかもしれない。それにしても論文がジワジワと、ネット上に浸透するとは思いもしなかった。一人孤独に論文と挌闘してた時は、「こんなもの誰が読んでくれるんだろう。陽の当たらない論文だってしかたないや…」と覚悟していた。CiNiiの論文サイトに載せて頂くなど永遠になさそうに思っていた。


 みかん先生は、大人のピアノ学習の研究をしておられる。これをベースとした「脳トレ・ピアノレッスン」も絶好調と聞く。これを聞いて、私は自分のことのように嬉しくてしようが無い。ベースとなる、先生の大人のピアノ・生涯学習の論文は、私より一足先に、ネットで立派に公開されている。


 ほんの何年か前、私たちは、研究をスタートしたばかりの駆け出しだった。三上先生はキラキラ輝く先輩だったが。私はというと、テーマさえまだ固まっていない、ただの声楽家だった。


 お店の喧騒の中で話し合ったあの日のことは忘れない。志だけの混沌とした私に、三上先輩は先見の明を持ってくださった。「DIVAさん!この研究は誰もやってない。広く知ってもらえたら最高やん!!」そう言った。


 今や三上先生は、書いた論文という確かなバックボーンを持ち、市からの助成金や後援という公の後ろ盾を得た「音楽祭」を主催しておられる。私も、メソッドをまとめた著書を、日本各地の図書館や書店に著書を置いていただける身となった。


 久しぶりに彼女からいただいた電話では、「DIVAさん、今度、音楽祭(生涯学習のためのピアノ)をするから、対談と演奏をやって!」と依頼があった。海のものとも山のものともつかない研究をスタートさせた日のことを思えば、こんな嬉しいことはない。「喜んで!!」と返事した私だ。


 五里霧中の研究にも、次第に、明確な意味を見い出せる時はやってくる。二人とも、無事、大学院を修了した。本は出版したが鳴かず飛ばずの年月もあった。けれど、私たちの「大人のための音楽習得の方法」という、従来の音楽レッスンや音楽療法と一線を画する論は、次第に世の中にいつの間にか浸透して認められていった。続けるうちに、当初は夢にすら想像できなかったことが実現していることがあるものだ。現状への疑問と、「これをどうにかしたい」と思う動機、そして自分の中に秘めた「確信」で、コツコツ モクモクと進めばどこかにたどり着いているものだ。


 けれど私はまだまだ道半ば…というか、違うステージでのスタート台に立って、またまた歩み始めたばかり。声楽の恩師の嘉納先生がおっしゃっていた。「音楽の道 はるかなり」と。


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プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・ 讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店  文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学 ハルカス講座 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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