三都物語で歴史を巡る

 仁徳陵古墳へ続く並木道ではセミが鳴き出しました。例年より暑く感じられる夏本番の到来です。ホントに暑い。そんな中、仁徳陵古墳をスタートして、大阪・奈良・京都をめぐり、歌のサロン指導をしてきました。このサロン巡りを「三都物語」と名付けています。

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(地元では「にんとくさん」と呼ぶ。世界遺産目指して周辺を整美中) 

 平城宮跡の緑と青い空が窓の外に広がる奈良のサロンでは、七夕にちなみ「星の歌」を歌いました。天平白鳳の時代も、この都の上空に星空が広がっていたのだなと思いをはせると、悠久の時の流れが感じられます。ここではいつも、皆さんの歌声が天女のように響きます。

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(歌いながらついこんな情景を思い浮かべる平城宮跡)

 京都駅に降り立つと、外国人が多く行き交っています。京都はもうすぐ祇園祭。この祭は最高に蒸し暑い季節の関西の風物詩。コンチキチン♪と街がなんだか華やいでいます。ここに集まるサロンマダムは個性豊か、最後まで居残ったマダムたちとおしゃべりしました。

外国ではどこへでも車の一人旅をするというAさん、幼いころからフランス語のお歌を歌っていたそう。子供の頃の口調で愉快に歌ってくれました。ドイツで長く住んだBさんは、独特のイントネーションで「歌の翼」の歌詞を原語で読んでくれました。Cさんと私は醸す言葉の響きに聞き惚れてしまいましたが、このCさんだって独自の世界観で朗読されます。

 深く知るほど京都って洋風文化の溶け込む洒落た街だと思います。帰り道、鴨川を渡る手前のクラシカルなビルに灯りがポッと燈っていました。この間まで人気(ひとけ)の無い寂しげなビルだったのに、若者の感性にピンときたのか、カフェとして機能し始めたよう。クラシカルな良さを生かして新しいものとして活用するセンスはやはり京都です!

 このように、近畿一円に点在するサロンに、多彩なバックグラウンドを持つマダムが集います。これが楽しくて、歌の指導を通して刺激と元気を頂いています。帰りは「おけいはん」の2階電車(ダブルデッカー)や関西空港快速を乗り継ぎ、快適に家路につきます。関西では生活圏をグルリ一周するだけで古都を旅できる。「三都物語」の日って心がなんだか落ち着くのです。
プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師

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