フィレンツェ

 雨の一日…家で教材づくりをしました。オペラ「ジャンニ・スキッキ」を題材にしようと思います。 奈良のサロンの方がイタリアのフィレンツェで一週間滞在してきたばかり。パック旅行ではない一人旅。オペラに出てくるベッキオ橋の空気を運んでくれました。先日もこのブログでイタリアの美術館の話でウフィツィ美術館に触れました。シンクロニシティです。

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 Wikipediaによると、「14世紀以降ルネサンス(イタリア語でリナシメント rinascimento)の中心地となったのは、地中海貿易で繁栄したトスカーナ地方の諸都市である。特にフィレンツェは、毛織物業と銀行業が盛んになり、大きな経済力を持っていた」とあります。

 声楽家はイタリアとは切っても切れない仲。学生時代に先ず学ぶのはイタリア歌曲でした。そして本場イタリアのオペラ・アリアに到達します。昔々、恩師の嘉納愛子先生に連れられてフィレンツェへ来ました。オペラの舞台となった地を体感させたい…先生の思いだったのでしょう。ベッキオ橋の上に立って「ジャンニスキッキ」の舞台に直に触れました。

 今あらためて、オペラのストーリィを追うと実に面白い。こんな愉快な展開でベッキオ橋の出てくる「O mio babbino caro(おお、愛しのお父様)」が詠唱されるのだと再確認です。屋根のついた珍しい橋の上のにぎわいと、赤い柔らかな皮手袋を買ったお店の店員さんの接客を思い出します。こんな空気感を盛り込んで、サロンでこの曲を紹介する予定。サロンの方の、イタリア滞在のみやげ話は何よりの教材です。

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 あの有名なボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」はウフィツィ美術館所蔵。学生の頃の訪問では、「O mio babbino caro」のアリアとこの絵画が目と鼻の先にあるなんて結びつかなかったなあ~。いろいろ勉強してみると点と線で芸術も数珠つながりになるものです。

≪追記≫
昨夜、院の音楽の研究室のドアを開けると、「O mio babbino caro」のメロディーがあふれ出しました。教授がピアノ伴奏を指導されていたのです。またまたシンクロニシティ♪

プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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