涙のアリア

プロフィールを一新しました!
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学位記・修了証書授与式を終え、「声楽が及ぼす健康効果」をテーマとした研究において修士(学術)の学位を頂きました。研究にご協力下さいました多くの生徒さま方、音楽分野の先輩、指導教授をはじめとする諸先生方に心より感謝いたします。


英文では、修士(学術)は「Master of Arts and Sciences」と記されています。芸術と科学…なんと光栄なことでしょう。音大を卒業して芸術学士の称号を頂きました。これからは、「Sciences(科学)」の基盤が加わることになります。感性と音楽性を優先する演奏分野に、科学の根拠が備わる意味合いは深いと考えます。

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社会人大学院修了の思いは格別です。小・中・高校や大学の卒業時にも学校と別れがたくて泣きました。けれど、今回の涙は、自らの意志と稼いだお金で業を成した感慨深いものでした。


セレモニーには計画通り、黒のロングドレスにシフォンのような透けるストールで出席しました。首元には真珠のネックレス。これは、かつて小学生だった長男が伊勢へ修学旅行に行った際に買ってきてくれたお土産です。「ママ、真珠やで!200円やった」と手渡してくれました。満面の笑顔を前に、「うわーありがとう (;^_^A 」と受け取って、たいせつにしまっておいたものでした。長男は博士となり、私の大学院での研究を遠くから見守ってくれました。だから、敬意と謝意を込め、宝物のこのネックレスをつけて式に臨んだのでした。


会場は、袴・和服・スーツなどで色とりどり。私と同研究室のMさんOさんの袴姿がステキでした。とりわけ、大学オーケストラの演奏は圧巻。袴姿の女子の卒業生がキリリを弓を構え、バイオリンを奏で、まるで絵のような光景がくりひろげられました。このオケ演奏で会場はさくらを歌いました。

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夕刻には「修了祝いの会」を、三上先輩がセットして下さいました。指導教授もお越しになり最高の締めくくりができました。何より嬉しかったのは、教授や先輩のお力添えで終了後も研究が続けられる環境が整ったこと。心から感謝しています。春からは本分である演奏活動に、研究や執筆という分野が加わります。まだまだヒヨッコですが、目の前に開ける道を歩むことが楽しみな巣立ちの日となりました。


さて、あくる日はオペラアリアの講座日。ここにも一人、巣立ちを迎えサロンを去る方がおられました。彼女は、Lascia ch'io pianga を歌うことを夢見てオペラクラス学んでいたのでした。この歌曲は、『涙のアリア』という美しい別名がつき、オペラ "Rinaldo"の劇中で歌われます。今回はテーマにこの歌を取り上げ、彼女へのはなむけとしました。


一生のうちで、真珠のような涙の粒を落とすことはそう沢山あるものではありません。時は早春… 私は今年の卒業シーズンに、今までに経験したことのない感慨深い涙の味があることを知りました。


プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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