O mio babbino caro

イタリアはフィレンツェを舞台にくり広げられる喜歌劇、プッチーニ作曲のジャンニスキッキ。ロウレッタは父に結婚の許しを請い、歌います。有名なアリエッタ『ああ、愛しいお父様』

O mio babbino caro,
mi piace è bello, bello;
vo'andare in Porta Rossa
a comperar l'anello!

結婚指輪を買いに、ポルタ・ロッサの街へ行きますわ。もし結婚を許して下さらなければ、アルノ川に身投げてしてしまいます。だから、愛しいお父様、お願い。

歌物語の舞台はフィレンツェ。オペラ紀行でこの街を旅し、花の寺院や家紋も重厚なメディチ家を、くるりとめぐりました。ベッキオ橋にたたずめば、アルノ川に身投げすると歌う場面が、よりリアル。屋根付きのポンテ・ベッキオには金細工のお店が並んでいて、結婚指輪を買いに来るロウレッタの姿が見えるようでした。

さてさて、結婚式の披露宴で母手作りのウェディングドレスで、この曲を歌った私。ムカシ ムカ~シのお話です゚。(*^▽^*)ゞ テヘヘ

その頃お歌を習いに、ホームレッスンに来ていた女の子を、披露宴に招待しました。彼女は声楽の道に進み、関西二期会のオペラ歌手へ。そして結婚の披露宴に私を招き「O mio babbino caro」を歌ったのでした。女の子は、お歌の先生のウェディング姿に、幼い日々の夢をふくらませたのでしょう。とても嬉しく思います。

ソプラノなら入門編とも言える、この小さな愛らしいアリア…
イタリアの空気と街の息吹、そして結婚への思いを伝えてくれます。

♪~・~♪~・~♪~・ ミニ レッスン ・~♪~・~♪~・~♪

アリアの語源は「空気」。歌声の伝わる「空間」といった意味合い。アリエッタは「小さなアリア」という意味です。ホールに満ちる音楽は演奏者のだいご味です。常に広い空間をイメージして歌います。

マリア・カラスが「O mio babbino caro」を歌っています。

結婚前の娘さんの役柄にしては、可憐な歌声ではありません。キレイだけれど記憶にとどまらない歌唱と、心揺さぶられる歌唱というものがありますが、やはりカラスはカラスです。その強烈な個性で見事、ロウレッタの結婚への心情を歌いあげました。

どちらかといえば、悪声と称されたカラス…。その歌声が、ホールのすみずみに満ち満ちた時、彼女は「伝説の歌姫」となりました。
プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師

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