山田耕筰没後50年

ハルカスのレッスン指導を終えて、いずみホールに駆けつけました。山田耕筰先生没後50年記念演奏会があるのです。座席引き換えで、前方の真ん中あたりの良い席がとれました。

izumihall[1]

ホールのロビーには豪華なお花が飾られていました。嘉納愛子先生のお名前もありました。108歳の先生らしく、極楽鳥のお花があしらわれていました。隣は耕筰先生のご令嬢、山田浩子さんが贈られたお花です。京都からはるばる来られるK子さんとT子さんと合流して一緒に座りました。

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演奏の第1部は、ピアノ・フルート・ヴァイオリンが奏でる山田耕筰の曲です。ヴァイオリン演奏の「野ばら」は、耕筰が嘉納先生の夫君に贈られたものです。舞台の先生を仰げると楽しみにしていたのですが、さすがに108歳ともなるとおみえになれず、メッセージでの出演となりました。聴衆にも落胆が広がりましたが、司会進行の赤石先生が読まれた耕筰と嘉納氏の愉快なエピソードに、会場からは笑い声が湧きました。

耕筰歌曲は多種多様。相愛オーケストラを振ったマエストロの尾高氏は、日本に西洋音楽がまだ殆ど無い時代、これほどの洋楽を耕筰先生が作ったことに驚いておられました。

休憩時間に、以前、奈良教室に通って下さってたGoさんがお話に来られました。京都と奈良の方たちの交流が持てて、嬉しい出会いとなりました。楽しい歓談、嬉しかったです。

images420Y84LP.jpg (←からたちの実)

第2部は声楽、第3部はオーケストラです。どの演奏も、耕筰先生の流れを汲んだレベル高いものでした。最後は、オーケストラ伴奏で、会場全員が「からたちの花」「赤とんぼ」「この道」を合唱しました。

素晴らしい独唱曲を聴いて、目下の関心が修士論文の執筆だったのが、やっぱり歌いたい!という気持ちに引き戻されていましたので、最後のオーケストラ伴奏では心ゆくまで歌いました。K子さんもT子さんもご一緒なので気兼ねもありませんし、嘉納先生のご指導通りの歌を歌いました。すると、前の客席のおじさんが振り返って「舞台で歌った人よりいい!」と声楽家ですかと聞入て下さって、握手まで求められました。

最後にオケの伴奏で歌ったのは「からたちの花」。これは、嘉納愛子先生からお墨付きを頂いた曲なのです。自慢でも何でもなく、見ず知らずの人が褒めて下さったということは、耕筰の求める歌唱表現がなされていたということでしょう。

褒めてもらったのは、日本歌曲の心をたたき込んで下さった恩師・嘉納愛子先生のレッスンにむけて、そして、その源流である山田耕筰という偉大な音楽の教育者にむけてです。今日はあらためて、歌うことの深さを実感しました。


プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師

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