マエストロの後ろ姿

元気な小澤征爾さんの姿を、TVニュースで拝見しました。
京都でタクトを振られたのですね  ♪♪♪
2015年9月1日で80歳という高齢ながら、今なお世界の巨匠。
とにかくタクトを振る後ろ姿がカッコイイ


声楽の恩師から、
若い頃の小澤征爾のエピソードを聞いたことがあります。
彼が師と仰ぐ齋藤 秀雄先生が相愛大音楽部長に就任された頃、
若き青年だった小澤さんもここで指導していたとのことでした。

 「小澤征爾がウチの音大で教えてたことがあるのよ。
  ある日、彼が勉強机の上にドンと座ってたので、
  ○○先生が、キミィ~そんなとこに座るんじゃない~!!
  と怒ったの。そしたら彼はピューッと飛ぶように逃げてったわ」

世界の巨匠にもそんな下積みの青年時代があったのですね。
下の写真は小澤征爾と齋藤秀雄先生。クリックで拡大します。


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「エンボディメント」という観念を、
堀教授の生涯学習の研究発表で知りました。
『embody』は『具現化する・肉体に精神を宿す』を意味します。
80歳という高齢で、カッコよく無理なく身体が動き
それが慣習となっている小澤征爾さん…
肉体に宿した精神が振りおろすタクトで、
音楽会場に居合わせる全ての人のパッションが引き出されます。


まさに声楽も究極のエンボディメントそのもの。
身体を楽器として、声で芸術を体現します。
レッスンで積み重ね、磨き続けた演奏を、
身体はしっかり覚えています。
めげす、倦まず、諦めなかった精神と身体が、
魂を具現化して音楽を奏でてくれます。


心身合一・全身全霊・無心・無我の境地…
いろいろな表現がありますが、到達する世界は同じです。


どんなに遥かに遠くで手が届きそうになくても、
小澤征爾の真摯な後ろ姿を追ってゆきたいと、
後進たちは心を新たにするのです。

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プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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