芸術の秋 音楽の秋

コンサートに誘って頂く機会が続きました。みかんぴあの先生のHPでアップされたように、シンフォニーホールで歌って楽しむ音楽会がひとつ。ステージでは、大阪音大のポピュラー科の先生達が伴奏して下さいました。大合唱して「生きる勇気が湧いた」という人もいて、声を出して歌うって精神衛生にいいんだな~と再確認!


もうひとつは、東儀秀樹さんの雅楽コンサートでした。国立文楽劇場へお誘い下さったGさま、心より感謝致します。舞楽のオープニングで、もうのっけからツボでした。東儀家といえば、奈良時代から1300年間、雅楽を世襲した楽家。宮内庁楽部時代の東儀さんは篳篥(ひちりき)やチェロなどを担当しておいででした。そういえば、母校の音大に、東儀という名の先生がいらしたなあ…。


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雅楽とは神社に流れる楽の音。笙(しょう)は天の音、天から差し込む光です。龍笛(りゅうてき)は空の音、天と地を縦横無尽に駆け巡る龍。篳篥(ひちりき)は地の音、地上にこだまする人の声を表します。 


篳篥でオペラアリア『誰も寝てはならぬ』(トゥーランドット)が演奏されました。雅楽で奏でられた「Vincero!」は静寂とパッションが絶妙に融合。明治の文明開化期、バイオリンやチェロの奏法に真っ先に取り組んだのは宮内庁楽部です。以来、雅楽師が黎明期の洋楽を引っ張ってきたので、彼らのDNAに和洋融合の精神が宿っているのは納得のいくところです。


篳篥とバイオリンでしっとりと「日本の歌」も共演されました。

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お公家さん奏する古式床しい調べと、西洋貴族の嗜むクラシックが、東儀さんという演奏家の中に同居して、自由に表現を楽しむ雰囲気がステキでした。笙の音楽は、オーケストラのように西洋音階の平均率で作曲されてました。音楽家のアイデンティティである 碇 (イカリ)を下ろす所が宮内庁雅楽部って素晴らしい    

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私が音大性の頃は、天王寺舞楽(国重要無形民俗文化財)の保存に尽力された雅楽師の小野功龍先生の授業が必修でした。若い時は、遠くの洋楽ばかりに焦点を合わせがち。伝統音楽の貴重さをつゆ知らずに、もったいないことをしてました。


幸い、ご子息の真先生が文化を継承しておられます。不思議といえば不思議な話で、先生は、私のオペラ教室のお隣りで同じ曜日・時間帯に雅楽を指導していらっしゃいます。これってセレンディピティ以外の何ものでもない、有り難い偶然です。

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これからがシーズンの音楽界。和テイストに洋モダン…至高の芸術に触れる機会の多い「音楽の秋」が楽しみですね♪

プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師

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