冷たいお茶と声楽と…

晩夏となりました。
暦の上ではもう秋… 陽暮れが早くなった公園で、
木立のツクツクホーシが鳴き出しました。


ドイツ在住が長かったAさんが、京都サロンに、
「近江の国 紫香楽朝宮」のお茶を持ってきて下さいました。
彼女は、今は琵琶湖畔にお住まいです。


images7YORUL6Q.jpg (←琵琶湖の竹生島)  


「氷水で2~3時間 水出しすると甘くなります」と
小さなカードに書き添えられていたので、早速つくってみました。
火を使わなくてもできるのが、暑い夏には嬉しい。
さて、よーく冷えたお茶を一口味わってびっくりしました。


IMGP0752.jpg  (←クリックで拡大します)


嘉納先生宅のレッスン後にいただいたあの味と同じだったからです。
高校で声楽を習い始めの頃、先生が淹れて下さったお茶でした。
「美味しいお茶とはこのことなんだ…」 
まろやかな上にまろやか、これが基本となって以来、
幻のお茶で、なかなかこの味には出会えませんでした。
琵琶湖のお茶で、記憶の味にやっと巡り合えました。


さて、冷たいお茶を飲みながら、
最近ちょっと気になってる声楽のお話をひとつ…
参考文献を探していて、木川田澄先生が発声について書かれた
論文(滋賀大学教育学部・紀要)を見つけました。
木川田澄先生のお兄さんは、
関西二期会の重鎮や音大の学部長を務めた故木川田誠先生です。


声楽を志す若者が少なくなって
音大生の声楽科が希少価値となったのは以前書いたとおりです。
最近はカラオケの普及で、歌う環境も進化し、
歌が娯楽として身近になったにもかかわらず、
若者の発声や歌唱については、
大学の先生もご苦労なさっているようですね。


img_5[1] (←湖面を渡る水色の風のようなドレス)


舞台で歌うって楽しいですよ。
お嬢さん方にはオススメの専攻です。
芸術の域に達した声楽は、心身は特異な働きをして
何とも言えない爽快感があります。
↑それに、こぉんなお姫様ドレス着て歌えるんだよぉ~♪
(そこかい!!)


などと、声楽の先行きを憂い、
芸術についてつらつら考えたのでありました。
「からたちの花」の歌詞に「まろいまろい…」とありますが、
琵琶湖のお茶はこの表現が当たってるかな~。


プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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