野薔薇

薔薇の香りを嗅ぐように息を吸い
花びらの音符を散りばめるように歌いましょう。
…レッスンで、声楽の呼吸法として紹介する「薔薇のブレス」。
イメージをふくらませるだけで、深く美しいブレスが得られます。

F1000048_20150515103931adf.jpg

浜寺の薔薇園を散歩しました。
山田耕筰作曲の「野薔薇」が脳裏に浮かびます。
昔 耕筰の愛弟子・嘉納愛子先生に この曲をレッスンして頂いた時、
「耕筰先生は、 この歌には哲学的な意味があるのだよ
とおっしゃっていました」と、直で伝えられました。

野ばら 野ばら 蝦夷地(えぞち)の野ばら
人こそ知らね あふれさく
いろもうるはし 野のうばら 蝦夷地の野ばら

野ばら 野ばら かしこき野ばら
神の御旨(みむね)を あやまたぬ
曠野(あらの)の花に知る教え かしこき野ばら


三木露風が、北海道のトラピスト修道院の絵葉書の余白に
この詩を書き、山田耕筰に送りました。
歌詞の野薔薇はバラのご先祖さま、北海道の道花・ハマナス。
浜寺薔薇園の外周にも、このハマナスが咲いています。

F1000047_20150515103930052.jpg

さて、オペラ・サロンのメンバーが お家を開放して
ホームコンサートを催して下さいました。
伊勢・五十鈴川行きの電車に揺られ、名張まで…
名張は、初瀬街道で大阪・奈良方面と結ばれる交通の要所です。


みんな歌う歌う♪ 
耕筰先生の「野薔薇」の楽譜も登場しました。
指導させて頂くサロンで、このように、
皆さんが仲良しになって下さることがとても嬉しい。
歌曲指導に加え、サロンを運営するって、
人と人をつなげて和と輪を作る役割も大きいと思っています。


パンとチーズとワインを前に、ひがな一日歌いました。
レースのカーテンとキラキラ輝く木々の新緑、
晴れた五月のまるで物語の絵のような光景…。
みんな、オペラアリアを愛して、
仲良くなってくれてホントに良かったなあ。

imagesXLC06ZPT.jpg

螺旋階段ならぬ、お家の階段ですが、
高い天井によく響くからとリクエストされ、
アヴェマリアも歌いました。
目の前に、以前 この曲をチャペル・コンサートで演奏した時の
額が飾られていて、シンクロしていたのが不思議。


それぞれの人生を背負った 大人の集いは、そう…
賢き野の薔薇のように、 
今まで人生を上手に回してきた人の賢さと優しさに
満ち溢れていました。

プロフィール

Diva

Author:Diva
声楽家 ソプラノ歌手
健康科学(歌唱)研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師


♪******♪******♪


声楽とは
歌声を楽しむこと

花束の香りを
かぐように息を吸い
花びらの音符を
ちりばめて
歌いましょう♪

クラシック歌唱は
心身を健やかに導く…
そんな研究を
アカデミックに
発信しています

かつて暮らした街
サンフランシスコの
思い出とともに、
歌が紡ぐ日々の暮らしを
エッセイ風に綴ります

リンク
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
カテゴリ