立 冬 ・。・。・

木々の紅葉をくぐり抜け公園の小径をゆく。レッスンをひとつこなし駅へと向かう。毎年 11月はゆっくり味わう間もなく過ぎていった。クリスマスのコンサート、パーティの準備、曲の練習…

201411081101.jpg (仁徳陵古墳近く…公園の紅葉)

今年はそれに加えて院の勉強もある。歌うことを忘れてしまいそうなレポートの量だ。幸いサロンでのボイストレーニング指導が、自分の発声練習を兼ねるので「枯葉」「オーシャンゼリゼ」「グローリア」など晩秋からクリスマスの季節の曲を楽しんでいる。


歌う中で皆さんを、マロニエの枯葉ちるパリの散歩道へといざなう。曲は、シャンゼリゼ通りに電飾きらめき、クリスマスソングが流れるというストーリー仕立てにした。通りの先にはオペラ座があるので、こんな設定でファントムを歌うのもいいかもしれない。サロンも練習も楽しくなくっちゃね…


さて、週末は修論指導。学割定期で電車に揺られて学校へ。サロンの皆さん方がアンケートに協力して下さった。大量の回答用紙の束は私のクライアントから届いたお声の数々。教授は一枚一枚に丁寧に目を通して下さった。


声楽の「発声健康法」は前例がなく、五里霧中のオリジナルだった。しかし、ドクターの後ろ盾ができたと思うと本当に心強い。今回のご指導は実践の場に反映させ、ご協力頂いた方々に、すぐ還元することができるのだ。


声楽・音楽・芸術の力だけでも不自由はなかった。十分に事足りていた。けれども ここにきて 科学の力が加わり確実に何かが違ってきたのを感じる。ひとつの大きな道が指し示された。


教授は精神科のドクターでもいらっしゃるので、じっくり 私の話も聞いて下さる。それが患者さんへのいつもの対応なのか、さりげなく元気づけ、明るい方向を向くよう仕向け、充実させられた私は楽しい気持ちで研究室を後にする。

201411081800.jpg 201411081804.jpg 

学校帰りにちょっと寄道…ジュンク堂の本の森へ迷い込む。ハルカス界隈はいつの間にかクリスマスムード、光のアーチがまばゆい。夜景が天に向かって伸びている。年の瀬にはこのビルの街でキャロリングの予定だ。もうここは自分にとっての生活の場。立冬を迎え、コートの襟を立てて家路を急いだが、心はなんだか満ちていた。


家に帰りつき寛いでフィギュアスケートをTV観戦したら、羽生クンの激突があった。怪我で流血したがテーピングしてオペラ座の怪人を滑り切った。ファントムそのものだ、すごいもの観てしまった。


プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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