重要文化財「秋の演奏会」

京都の 国指定重要文化財 伊佐家住宅で、
『和日西美の調べ』を演奏させていただきました。
会場となったのは、享保年間に創建の日本家屋のお座敷と土間。
燭台付きピアノと彫刻がほどこされたバイオリンが、
クラシカルなムードを醸し出しています。
写真クリックで全体が出てきますので、どうぞご覧下さい。

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大教大 大学院の碓田先生から演奏のオファーをいただきました。
生活科学の教授でいらっしゃる先生は住環境がご専門、
重文などの保存活動にも力を入れておいでです。
古民家活用をテーマにした音楽会にお声かけ下さったのでした。

プログラムは琵琶と日本歌曲とクラシック等なので、タイトルを、
「和日西美の調べ」としました。
「わびさびのしらべ」と読むオリジナルな造語で、詫寂にも通じ、
和風文化と西洋音楽の共存を意味しています。

IMGP0565.jpg 重文家屋なので 燭台に火気は厳禁ですが、
お許しを得て「オペラ座の怪人」の時にロウソクを灯しました。
ゆらめく炎で歌ったファントムとのデュエットはムード満点

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象牙の鍵盤は85鍵。今は88鍵なので85鍵のピアノは貴重です。
メーカー名は日本楽器製造株式会社と読みとれます。
舞台に飾られたのがこのバイオリンです (クリックで拡大します)

DSC03653.jpg   DSC03651.jpg   バイオ 

バイオリンの唐草模様は、仏像も彫られる ご当主が、
ストラディバリウス(Stradivarius)の装飾を模して彫刻されました。
裏面「老人の顔」はストラディバリではないそうですが、
重厚なお屋敷でひと彫りひと彫り制作された趣ある楽器です。

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※ご見学の申込窓口は「四季彩館」075-983-0129

パンフレットの右下は「大くどさん」。
この日は朝から竈(かまど)に火を入れて、
研究室や地域の方々が実際に調理もされました。
土間の竈(かまど)から久しぶりに煙がたち、
野菜スープを作ったり パンを焼いたり
皆さん楽しそうに賑やかに立ち働いておられました。

午前中はリハーサルだった私達も、昼食をご馳走になりました。
香ばしく焼けたパンを大きなブロックにちぎると格別の味で、
野菜スープは体に沁み込んでゆくようでした。
竈の火で作り、お庭を眺め、皆で歓談しながらいただくお食事は、
何倍にも美味しく感じられるものなのですね。

終了後、普段は足を踏み入れることのできない
奥座敷に通されました。室町時代の書院造りです。
床の間・違い棚・天袋・欄間の配置が実家の座敷と同じで、
妙に落ち着いてくつろいだ気分になりました。

人が実際に住み 生きて呼吸している重文伊佐家住宅は、
音響が まろやかで あたたかでした。
「家神サマも、長い歴史の中でコンサートは初めてで
びっくりして喜んでおられるのでは」と教授が喜んで下さいました。 
重文活用で家屋も人も活気づいた楽しい一日…
お役に立てさせて頂いた本来の意味は、ここにあるように思います。


プロフィール

Diva

Author:Diva
声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師


♪******♪******♪


声楽とは
歌声を楽しむこと

花束の香りを
かぐように息を吸い
花びらの音符を
ちりばめて
歌いましょう♪

クラシック歌唱は
心身を健やかに導く…
そんな研究を
アカデミックに
発信しています

かつて暮らした街
サンフランシスコの
思い出とともに、
歌が紡ぐ日々の暮らしを
エッセイ風に綴ります

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