秋のクラシック

まるで葡萄の房のように たわわに実る銀杏。写真は、ハルカス界隈の五重塔の傍で撮りました。こんなにたくさんの実は初めて見ます。

銀杏といえば御堂筋。都心の秋の風物詩「大阪クラシック」が始まりました。企業ビルを会場に、絵になるチェロ・ハープなどの演奏会が繰り広げられています。大窓に映るイチョウが映えます。

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イチョウ並木の御堂筋は、声楽科の学生だった頃 通った道。当時、ビジネスマンが行き交う本町に音大の校舎がありました。リセエンヌ風にパリの秋モードを気取り、楽譜抱えて乙女時代に歩いた道です。「大阪クラシック」は、そんな学生時代の行動範囲と重なるのです。

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リーガロイヤルホテルの 『クリスタルチャペル』 もコンサート会場になりました。チェロとヴィオリンの音色、煌びやかなシャンデリアとステンドグラス、モーツァルトのメロディーが流れます

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「去年は、あのバルコニーでトランペットの演奏がありましたね♪」催しは9年目に突入。年に一度ばったりと出会う顔なじみが増えて、会話もはずみます。瞬時に見知らぬ同士が仲良くなって、阿吽の呼吸で会話する…ここが大阪の良いところ。

クリスタルチャペルに運び込まれたのは「Bösendorfer」のピアノ。主催者さんは太っ腹!民間が文化の下支えをする中之島。水準高く、それでいて大阪人気質の気さくさを合わせ持つ音楽会なのです。来場する クラシックファン の数からもわかるように、TVで演出されるステレオタイプと違った、しゃれて美しい大阪がここにあります。

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楽屋裏が見えてしまう私にとっては、オケ奏者のこの音楽会への取り組みは興味深い。手弁当でたぶんノーギャラ… けれど、謙虚に演奏する姿勢に学ぶことがいっぱいあります。音楽の㒒(しもべ)という意識を吸収しようと今年も会場へ足を運びます。

指揮者の大植さんもいらしていて「いろいろと大変な時代だけれど、この時間だけは幸せになっていただきたい。今晩は『中秋の名月』、お月見で二重の喜びを味わって下さい」とお話されました。震災津波を経て、音楽で何ができるか考えた人の言葉だと思います。帰り道、中之島のビル群の上空にポッカリ浮かんだ満月に、今宵のお客様同士で幸せな気分を再び共有しました。

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うさぎの餅つきと星の金平糖は、京都へ出講の帰り道、京都駅ビルで見つけた砂糖菓子です。今年はスーパームーンで、いろいろ意義深いお月見でした。 ( 大阪クラシックHPはこちら ♪♪♪ )

プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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