落 花 の 雪

いつもの散歩道に、花びらがチラチラ、雪のように舞い落ちます。
仁徳天皇陵古墳(ユネスコ世界遺産暫定リスト入り)の前の公園です。
桜にまつわる言葉は、思いつくだけでも こんなにたくさん。

❀ 花散らしの雨 ❀ 花冷え ❀ 落花の雪 ❀ 花吹雪 ❀

IMGP0420.jpg

奈良と京都サロンへの出講日、お花見しながら、この公園のベンチで朝ごはんをとりました。ポットの熱い湯で できたてスープ、イチゴとバナナのフレッシュフルーツ、ちっちゃな2個のホテルパン。朝食でエネルギー補給です。古墳の古代パワーも浴びて さあ スタート♪

駅で、『吉野』行きラッピングカーに遭遇しました。吉野は山全体がピンク色。祖母が南朝吉野の出身なので、大正浪漫の頃の野遊びってどんなだったか聞いておきたかったと思います。花吉野行きの電車に乗ってタイムトリップしたいなあ。夢はさておき、車窓に流れる景色でお花見して、一路 奈良へ急ぎます。

F1000009_2014040315550510d.jpg (花吉野行きの電車)

奈良のサロンでは桜の木のレッスンをしました。身体を、桜にたとえ楽器に整えます。笑顔満開、胴は幹、足は根っこを張って。イメージすると、頭部の共鳴・良い姿勢・重心は下、正しい発声で歌えます。桜のほのかな香りをかぐように腹式呼吸、舞う花びらのように優雅な仕草…大人のレッスンは楽しむことが大事です♪


春の奈良は特に良い。サロンを終え、散策に出かけたくなりました。けれど そうもゆきません。再び 一路 京都へ急ぎます。


関西の乙女は京都でさんざん遊ぶ。なので、成長すると京の都は卒業です。興味のベクトルが奈良へ向かう人 多いです。平安京の貴族も古(いにしえ)の平城京を懐かしんだ…これと ちょっと似てるかな天平白鳳・さらに古の飛鳥…大らかな万葉の世界や、大自然に息づく古式ゆかしい建造物や、地中に眠る考古学など、野趣に富むディープな大人の空間を、お散歩したかった~!

456624[1] (小鹿のバンビちゃん、また来るね~♪)

さて、京都のサロンは、実は 琵琶湖畔からお越しの方も多い。東山の向こうがすぐ琵琶湖という感覚です。それで琵琶湖周航の歌 をテーマにしました。このメロディーで、桜の歌詞も歌えるのです。

落花の雪に踏み迷う
交野の春の桜狩
古き都人しのびつつ
春の流れをのぼるかな


交野(現在の交野市)の桜が「太平記」の道行き文でうたわれました。雪のように降り積もる桜の花びらの名文です。

落花ノ雪ニ踏迷フ、片野ノ春ノ桜ガリ、
紅葉ノ錦ヲ衣テ帰、嵐ノ山ノ秋ノ暮


また、新古今和歌集にも、雪のように舞う花びらの名歌があります。

またやみむ交野のみ野のさくらがり 
花の雪散る春のあけぼの


今回の京都サロンでは、日本文化の教養も併せて紹介しました。大人の勉強って楽しい。学んで歌って心身が活性化。皆のほっぺも桜色。はんなりした歌声は、さすが京都でした・。・。 


ほっこりした帰り道、鴨川の橋から見渡せば、枝垂れ桜の遠景が…。 やっぱり黄昏時の京都もステキです。音楽に導かれ、桜三昧の贅沢。あっちへフラフラ こっちへフラフラ 古都の出講日が過ぎました。これから 桜は落花の雪。花吹雪が舞って、八重桜が咲き出します。


こちらのステキなブログで、南朝の吉野が紹介されています。リンクさせて頂きました。ありがとうございます (クリック ⇒ ☆☆☆)
 
プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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