白 い 冬

深夜から未明にかけてのオリンピック観戦で、寝不足気味の日本は、白い雪の毛布に包まれました。めったに雪の積もらない堺、仁徳さんも雪化粧。古代道路の竹之内街道から古墳に続く道も真っ白でした。


降りやんだ翌日、公開中の黄梅庵へ行きました。中に入るのは初めてです。雪のお庭としんと静まる薄明りの部屋。わずか三人の客人は、冬の寒さも覚えず近しい距離が暖かく、五感が研ぎ澄まされるよう。サウンド・オブ・サイレンス … 小宇宙に静寂の音を聴きました。


我がレッスン室を『 和日西美庵 』と名付けています。わびさび庵と読みます。堺は茶の利休。それ故、なんちゃって詫寂の庵(いおり)は『 和洋の音楽 』をテーマといたします。山田耕筰は美しい日本語を西洋のメロディーにのせました。日本の文化と歴史をバックボーンに、クラシックを奏でたい。耕筰の孫弟子というキラリ光る誇りを胸に演奏に励みます。大学院の研究も進めよう。


和日西美庵のティータイム… お茶道具を披露しましょう。絵柄は、カップが楽器や音符、お皿は楽譜、スプーンも八分音符です。宝物のコレクションに、すごい高価な茶碗や器なんてないよ。

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パッケージ買いしたかったチョコレートも一粒一粒がピアノや音符。欲しかったけれど、ウィンドーショッピングだけでガマンガマン…。

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やっぱ、お菓子といえば堺は和菓子です。『南蛮航路』チョコレート饅頭。ペットボトルは自由都市「堺」へ向かう南蛮船。プレミアもんのこのボトルは堺の備蓄水。昔より美味しくなったと評判の上水道の水なんです。愛着ある土地の水で、紅茶やコーヒ淹れてみよう。

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こちら、レッスン室(和日西美庵)の入口でウェルカム。チェロを弾く鳥さんのオルゴールがお出迎え。ヴィオリンはメロディー内臓の玩具なんですが今は音がでない 声楽は体で奏でるので、楽器って夢があっていいなあといつも思います。

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生まれ育った家は、前栽に面した座敷に床の間がありました。違い棚には茶の道具。父も、当時 若者だった叔父さんたちも、みな茶の湯をたしなみました。そんな中、私はいっさいの和のお作法を学ぶことなく育てられ、西洋の文化に憧れ成長してゆきました。洋間の応接室には皮張りのソファとクラシカルなテーブル、そしてピアノ。


洋楽で自己の世界と宇宙を形成しましたが、やっぱり、和魂は自然と自分の中に同居しています。オリンピックを観ても究極は、西洋人も東洋人もない「人としての在り方」がものをいうのだと思います。


堺のイベントに旭堂南陵さんと出演した時の記念写真が届きました。日本の伝統文化を受け継ぐ講談のオープニングをつとめさせて頂いたことに、とても意義を感じました。
~和日西美庵 ∮ 庵主 なんちゃって~~ F1000042.jpg

 
プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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