雪降る日の恩師とペチカ *。*。*。*。

雪の降る夜は 楽しいペチカ ペチカ燃えろよ
お話しましょ むかしむかしの 燃えろよぺチカ

雪の降る夜は 楽しいペチカ ペチカ燃えろよ
おもては寒い 栗や栗やと 呼びますペチカ


ぺチカは暖炉。歌詞の「くりやくりやと…」の意味はなんでしょう? 答えは栗を売りあるく「栗や」。諸説いろいろありますが、昔の満州の情景、ロシア式暖炉や焼き栗売りなどを、作詞者の北原白秋が取り入れたのだそうです。

作曲者は山田耕筰。この歌の正しい意味を、耕筰の指揮と指導で幾度となく歌った我恩師に、直接お聞きしておけばよかったと思います。学生時代は、その貴重な空気に直接触れて学べる宝の山だったなあと、今さらながらに思うのです。

中之島に珍しく雪の舞う日、恩師の出演される演奏会があり、後進によってこのペチカが歌われました。

当日は支えられながらも、しっかりと自分の足で歩みステージへ登場された その おん年105才!!姿勢・お顔・仕草が美しく、その長い々い人生は立ち振る舞いに全て、表れるものだなあと感服です。しゃきっとした姿に、人生を貫く、耕筰歌曲を今に伝える明治の気骨が見てとれました。

雪の日のレクチャー付き演奏会 *。*。*。*。ステージの先生も雪のように真っ白な衣装。暖炉に集うお客様のように、耕筰のメロディーによって、皆の心は暖められました。

♪~・~♪~・~♪~・ ミニ レッスン ・~♪~・~♪~・~♪

山田耕筰のペチカを歌う時は「ペィチカ」と正しく発音しましょう。耕筰先生は特に 「子音」と「鼻濁音」 を大切にされました。日本語を大切に、歌詞を明瞭にクリアに発音して下さい。

『歌はお話、お話は歌』…話すように歌い、歌うように話すこと。
恩師を通し耕筰から伝えられた、これは日本歌曲の教えです。

耕筰歌曲のそのほとんどは、歌詞のイントネーションとメロディーが重なります。美しい日本語を話すという意味において、日常生活にも朗読を学ぶ方々にも、歌曲は最適の教材です。「赤とんぼ」などで、美しい言葉の練習をしてみられては…。

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プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師

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