音 楽 の 女 神 さ ま

天川村の天河大弁財天社にお参りしてきました。
お祭りする女神は、音楽・芸術を司る弁天さん。
竹生島の宝厳寺・宮島の大願寺と並ぶ三大弁財天のひとつです。

大峰山系と奥吉野にいだかれた秘境だからでしょうか、
しかるべき時しかるべき体制でないと参拝は叶わない、
導かれなければ辿りつけない神社なのだそうです。

IMGP0193.jpg (写真 クリックして大きくして見てね)

電車で下市口へ。そこからバスに乗り換えます。
運転手さんはフレンドリー。道中、
出会う全ての住人に挨拶がわりにクラクションを鳴らします。

車窓に、思いもかけず祖母のお里を発見!
子供の頃に訪れて以来、何十年ぶりだったでしょう。
やっぱり招かれてたんだ…。
吉野入りされた後醍醐天皇が、
藤谷山瀧上寺に滞在されたと伝わるこの一帯は、
南朝ゆかりの地と聞きます。

美の目利き 白洲正子も このかくれ里を愛し、
『丹生川上神社 上社』を文に記しました。  ☆☆☆
『丹生川上神社 下社』の傍をバスは軽快に走ってゆきます。

下市は、古く丹生と呼ばれた村を含んでいます。
丹生とは水銀。あの枕詞 青丹生し[あおによし]…。
一帯に流れる良い「気」は、もしかして、水銀鉱脈の波動?
(マニアックな方は、丹生や水銀のブログを  ☆☆☆)

IMGP0197.jpg

さて、私達二人で貸切状態のバスは天河社前に到着。
運転手さんにお礼をのべて下車しました。
いよいよ参拝です。社殿のご祭神は静かなたたずまい。

「なんかあります?」
「いえ いつもの感じですねぇ」

「この神殿への段は上がれるのでしょうか」
「いえ、神主っさんだけみたいですよ」

うっかり登ってバチあたるとこでした。

「あ!3連の五十鈴(いすゞ)は、この綱まわすんですって!」
「回すのむつかしいわ。○○さん鳴らすの上手ぅ~~♪」 

ガランガランガランガラン 柏手パンッパンッ

東京の方たちには人気のパワースポット、
芸能人がたくさん訪れるのだそうですね。
神社に入るとビリビリくる人もいるんですって、 
ほんとかなー? … そっかなー?? と半信半疑でした。

声楽を専門としていますので、天河社ではいっぺん、
そのスピリチュアルなビリビリってヤツとか、
めくるめく感覚ってヤツを、体験したいものだと
わたくし、かねてより思っておりました。

… けれど、ビリビリは来なかった。
ドレミも 1オクターヴ違えば同じ音。
波動に唸りは生じないものね。
もともと 吉野はおばあちゃんのテリトリーで、
この地に「気」が合って「調律」されてしまうのでしょう、きっと。

心の底から安心する・あたたかく迎えられる・心が静まる
産土(うぶすな)大和の神さんには、これらの感覚を覚えるのみで、
天川・丹生に限らず 大和(やまと)にルーツを持つ限り、
波動は 自身のDNAの記憶なんやわと、ビリビリあきらめます。

IMGP0202.jpg

帰り道は、
ロマンあふれる『天の川』沿いをウォーキングしてバス亭へ。
ワイルドな巨岩とエメラルドの淵が、
万葉歌の世界の「宮滝」に似ているなー♪
スズランが可憐な花をつけていました。

IMGP0200.jpg

帰路も、拍子抜けするほどアッサリ 自宅に到着です。
縁がなければ辿りつけないと聞いていた天川社…
出発時の不安は、取り越し苦労に終わりました。
秘境へ続く長いトンネルの開通が、
スムーズにいった要因のひとつでもあるでしょう。
いっぺんは訪れておきたかった天川社! 得心です!!

そして、後日談。

「奈良ブランドの地域デザイン」という本を手に取ると、
天河社の写真が、パカッと開いたページにバッチリ載ってました。
そしてほぼ同じタイミングで、TVに、
天河社を訪れる堂本剛君(キンキ・キッズ)の映像が流れたんです。
シンクロニシティ  やっぱり不思議やったわ。

そういえば かつて、
竹生島の都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)で
弁財天に奉納演奏をさせて頂いた折に日輪が出たのですよ。
太陽の周りの虹の輪に、出演者一同から歓声があがりました。
なんのはずみか ほんまの話です (*^_^*)v キセキミタイ~
神社には不思議なことがついてまわりますね。

奈良ゆかりの堂本剛君の曲は、
近鉄特急発車メロディーに採用されていました。
 縁を結いて(えにをゆいて)
新しい世界へ発車する列車に、飛び乗るかのような時代です。
温故知新というマップがあれば、行き先に迷うことはないでしょう。

人と人、時と時、歌と歌。
声楽で結ばれるご縁をたいせつに、遥かな音楽の道を歩みます。
音楽のミューズの女神さま、弁天さん、
なにとぞ 皆さまのお役にたてますよう
イッパイイッパイ この私めを こき使って下さいませ~♪


プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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