フィギュアスケート始まる!

フィギュアスケートファンにとっては嬉しい季節の始まりだ。今晩はスケート・カナダだった。スケート同様、リンクに流れる音楽も印象的だ。

地元のケイトリン・オズモンドが滑ったのはオペラ「ラ・ボエーム」のムゼッタのワルツ。ムゼッタは、おきゃんでコケティッシュで華やかだ。モンマルトルの丘に繰り出すシーンで彼女は歌う。

Quando me’n vò soletta per la via,
la gente sosta e mira
e la bellezza mia tutta ricerca in me,
da capo a piè …

私が一人で街をあるけば、
人々は立ち止まり、見とれるわ
そして私の美しさを私の中にすべて求めるの
頭の先から足先まで


スケーティングに合わせるものとして、流れるような曲想のオーケストラ曲としてまとめられていた。宮原知子も「ラ・ボエーム」で滑ったのね。

メルパルクホールでだったか、歌ったことがある。ムゼッタのキャラクターそのもの、歌声と表現は思いっきり派手にした。ムゼッタの役づくりはきらいではなく、むしろ好きだ。しゃなりしゃなり街行くムゼッタになりきって歌うのは、気分も爽快だった。

ムゼッタ同様の濃いキャラ、「カルメン」を歌う時、恩師は、「カルメンはフラッパー。けれど、知性をもって演じなさい」とおっしゃった。派手なムゼッタの歌唱の裏に、親友ミミを案じる優しい心根の女性をちらりとでものぞかせて歌えていただろうか。

フィギュアスケートの技術は年々レベルが向上し、特に男子の4回転などは熾烈な戦いだ。しかし、パトリック・チャンの端正さや、ケビン・レイノルズの演技力には、技術だけではない、音楽の演奏のように丹念に磨き込まれた芸術性を感じる。

年齢を重ねて表現できる芸術性の深まりと若さの勢いと、どちらがいいかというと、私はやっぱり芸術性に魅かれるなあ~

プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師

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