秋の木の実

ハルカスのまなぼスタジオで、パーソナル・レッスンをしています。
レッスン生のまりこさんが、大粒でピカピカの栗を下さいました。
田舎から送ってきてくれたんですって。

201509292039.jpg (デミタスカップはススキの模様)

栗を見ると童謡「里の秋」が浮かんできます。
母が好きでよく歌ってました。
娘にピアノを弾いてもらって歌うのが母の至福の時。
おかげで、私はよく母のピアノ伴奏に付き合わされました。

「ああ 父さんのあの笑顔  栗の実食べては思い出す」
と歌詞にあって、父のあの安心感とあったかさがよみがえります。
父は大きな大きな木。
大木の下に皆で集うと雨風に守られて何にもこわくない、
そんなふうな存在でした。

秋の夜に栗をゆでるのが大好きなんです。
ほわっとたち昇る湯気、くらくらと沸くお湯、
両親につつまれるようで…
でも、まりこさんからもらった栗は、
「もう 茹でてありますよ」とアフターケアもばっちり。
大粒でピカピカの栗の味は上等でした。

imagesI7PWNGP1.jpg 写真は[仮想旅へ]ブログより

さて、上の写真は曲の予習にと調べた「かやの実」です。
山田耕筰歌曲「かやの木山」では、かやの実が歌われます。
パーソナルレッスンでこの曲を練習したいと、
和歌山のコーラスの先生が申し出てくれたのでした。

かやの木山の  かやの実は
いつかこぼれて  ひろわれて
 
山家のお婆さはいろり端
粗朶たき 柴たき 燈つけ
 
かやの実 かやの実 それ 爆ぜた
今夜も雨だろ  もう寝よよ
お猿が啼くだで 早よお眠よ
 

(↑歌詞をクリックすると音源のページに飛びます)

音大生時代、私はこの曲を、少しアルトっぽく歌ってました。
もともとメゾソプラノだったのが、大人になってから、
「貴女、ドラマティック・ソプラノになったわよ♪」と。
声楽の恩師嘉納先生が宣言して下さいました。

メゾからソプラノへ…
声域が変わっていったマリア カラスみたいで
ちょっぴり(どころか すごく)いい気分。
今でもこの曲歌う時は、ドラマティックな発声で歌います。

恩師のそのまた恩師・山田耕筰先生の日本歌曲ですし、
直で作曲者自身の流れをご指導いただいた分、
もっともっと研究しなくっちゃなーと思います。

木の実が出てくる歌がいっぱいで秋らしい。
芸術の秋、音楽の秋だな~
violin-risu-li1[1]
プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


ハルカスを拠点として、マスメディア・デパート・大学関連講座の講師をつとめています


●読売新聞大阪本社・讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


●ハルカス近鉄本店 文化サロン他 講師


●大阪健康福祉短期大学
健福ハルカス大学 講師


声楽を軸に、歌う日々やサンフランシスコ暮らしの懐古をエッセイ風に綴ります。

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