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「赤とんぼ」で学ぼう

歌が上手くなる 「シンプル声楽法」

ひとりでできる みんなで楽しい 5つのレッスン



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発行 株式会社ペンコム
発売 株式会社インプレス



11月10日発売予定です。
間もなく本屋さんに並びます。

夏の間、編集者さんとの間で
朱入れ・加筆修正した原稿が行ったり来たり。
秋に入ってからは、
校正を重ね さらに丹念に内容を磨きあげました。

出版社の社長でもある編集者さんは、
できあがった本を印刷に回す時、
「わが子を旅に出す」と表現してくださいました。
一冊に込めた愛情が伝わります。

カバーデザインもすっきり、
レッスンのイラストも入っています。

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恩師 故 嘉納愛子先生から伝えられた
山田耕筰直伝の音楽観や演奏法を、
文章にして残すことができて肩の荷が下りました。
けれど、本に書いたのは、わずか一部分にすぎません。

修士論文を書いた時のわたしの願いは、
「声楽という敷居の高いクラシックのスキル習得を、
やさしい『メソッド』に替えて親しんでもらいたい」
「サロン等での日頃のレッスン風景から抽出した
声楽の効果を、わかりやすくやさしい形で
さらに沢山の方々にお伝えしたい」…このようなものでした。

これからも「山田耕筰歌曲」の行脚は続きます。

※ 
サロン生の方々は教室最寄りの、
ジュンク堂 ハルカス店その他で入手できますので、
書店で手に取ってみてくださいね♪


赤とんぼ

いよいよ9月…

山田耕筰作曲の「赤とんぼ」の歌に

ふさわしい季節となりました。

ウェブ上でこんな貴重な資料を見つけました。

本をクリックするとページ全体が出てきます。


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この歌の歌い方について耕筰自身がアドヴァイスしています。

「上手 上手 に歌おうと思わなくていいのです。…中略…

みなさんが歌いたいままをお歌いなさい。

それがホントウの歌です。」


image[2]


作詞の三木露風の故郷は、兵庫県たつの市です。

城下町の落ち着いたたたずまいと

たゆとうような川の流れ…

「赤とんぼ」の歌詞には、こんな背景がありました。


image[2]


耕筰は、この美しく懐かしい言葉の一音一音を

音楽に紡いでいったのでした。

歴史の中の1ページ

母校音大の話が出たところで、もうひとつ…


同窓会のHPを見てたら うわっ!

すごいお写真見つけました!!


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 山田耕筰先生の授業風景(昭和14年)  左から、嘉納鉄夫氏、大野開蔵校長、山田先生なのだそうです。 よく綴っている通り、我が声楽の恩師は、この3月に109歳で天国に召された嘉納愛子先生。生涯を貫く現役の声楽指導者でありました。 先生の夫君は嘉納鉄夫氏。そして先生の声楽の恩師は山田耕筰です。嘉納鉄夫氏は、耕筰の音楽活動を強力にバックアップした方です。


 愛子先生、神さまの御許に帰られて、この写真の方々と再会されて、さぞかしお喜びのことと思います。歴史深い貴重なこの写真の中に、我が声楽のルーツを見た思いがします。この時代に生まれていれば、写真の中の乙女の一人で、直に耕筰先生のご指導を賜っていたかも…。

 

天国にゆかれた先生

京都サロンから帰る途中、我が声楽の恩師「嘉納愛子先生」が天国にゆかれたと知らせが入りました。今年109歳になられた先生ならば大往生。けれど先行く偉大な恩師がこの世から急にかき消えてしまうと、その教えを引き継ぐ私たち弟子は、その責任のあまりの大きさに途方にくれてしまいます。

嘉納先生ご自身も、山田耕筰という偉大な師をなくした時、使命感を持って耕筰歌曲を後世に伝えようとなさったのでしょう。これは今だから深く解ることです。先生は耕筰歌曲を伝えるレッスンの際、「次はあなたたちが後進に伝えるのよ」とおっしゃっていました。

同窓会「沙羅の木会」にも訃報が掲載されています  ☆☆☆

mig[1] 100歳を超えなおお美しい嘉納先生

今は天国で、早くに亡くされた息子さんや夫君(耕筰の良き理解者)との再会に喜んでおいでのことだと思います。山田耕筰先生も「本当によくやってくれました」とねぎらっておられることでしょう。

嘉納先生との初のお目もじは、中学になり、母に連れられお家を訪ねた時でした。歌声を聴いてもらいに行ったのです。「高校生になったらいらっしゃい」ということで、高校進学と共にご自宅でのレッスンが始りました。先生がおっしゃるには、私は唯一、厳しく叱ってレッスンした生徒なのだそうです。なぜ、この声が出ないの!この高さが歌えないの!と、先生自身が歯がゆかったと、後におっしゃっていました。下の写真は山田耕筰と共に映る嘉納先生。耕筰の指導のもとにあった若き日の音楽家の方たちです。

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驚異の90歳まで大学での教育にたずさわっておいででした。100歳を過ぎてのブレイクはマスコミの報道にあるとおりです。106歳の時に同期の門下生が集ってお宅にお伺いし、レッスンを受けました。この時、本の出版予定があるとおっしゃっていました。

出版が叶ったご本の中に、「当時私がとても厳しく教えた子です」という一文があります。叱って育てた生徒はあなた一人と常々先生がおっしゃっていたので、この本の厳しく教えた子とは、私のことではないかと思っています。「ある時彼女の歌を聞いて、『これで大丈夫だ』って思った」と書かれた部分があります。先生のおっしゃったことがパッと会得できた瞬間を書いたもので、数あるレッスンの中であの時のあの曲のあの発声だと今も実感できるのです。

「これで上手にならなかったら、私の教え方が下手なんだって思ってね」とも書かれています。先生にとっても真剣勝負だったのだなあ…この会得できた瞬間から、演奏への意識が変わったことは確実です。本のこの部分は、先に仕上げた修士論文にも、声楽への新たな動機づけとして、引用させて頂きました。

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昨年末の「山田耕筰没後50年記念音楽会」で、お元気な姿を拝見できることを楽しみにしていました。上の写真は、メッセージを代読する赤石先生の写真です。耕筰先生との愉快なエピソードとともに、再び元気になって皆の前に姿を表したいとの先生の言葉が読まれ、108歳の意欲は衰えるところを知りません。

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私は、京都サロンの方が下さった冊子の、先生のこの笑顔が一番好きです。お花で飾られたピアノの小さな陶器を持つ先生の微笑みは、まるで少女のよう。ユーモラスにお話される時と違って、仕草から何から可憐です。レッスンの時は厳しく叱られたので、私にとっては怖い先生だったけれど、100歳過ぎるとこんな風に微笑まれるのですね。

耕筰作曲「からたちの花」にお墨付きが頂けたこと、最後のレッスンでは「La Wally」が上手く歌えるようになったと誉められたこと、レッスンで授かったこれらの宝物を大切に、これからも一生歌い続けてゆきます。下の写真は107歳の時。このお洋服のセンス、矍鑠(かくしゃく)としたご姿勢、つま先まで神経の行き届いたたたずまい…これが我が恩師 嘉納愛子先生、山田耕筰の愛弟子です。

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お正月迎え:南天の花

サンタの切手の貼られた郵便が届きました。
先日の山田耕筰コンサートでお声をかけてくれたGoさまから。
彼女は、以前、奈良のサロンに通って下さっていた方です。

封書の中身は、なんとも貴重、
長崎の永井隆記念館から送ってもらったという
山田耕筰作曲「南天の花」の楽譜でした…  

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貴重な楽譜は言うにあらず、さらに嬉しかったのは、
お正月迎えとしてのお心づかいからか、
冬の「南天の花」を題名とした楽譜だったこと…。
添えられた便箋には心のこもった文章がありました。
きっと、ご自分で描かれた絵なのでしょう、
椿の花の便せんに便りがしたためられていたのでした。
オペラの「椿姫」の胸をいつも飾っていた花です。

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南天は「難を転じて福となす」縁起の良い植物です。
舞い込んだお便りが、幸先良い新年を祝福してくれて、
心があったかくなりました。

過去記事にも「南天」の出てくるシーンをアップしてました。
何年か前の年の瀬に、葛城古道を訪れた時のものです。
 葛城古道
この葛城古道沿いの郵便館で行うクリスマスコンサートももうすぐ。

先日のレッスンは堺の港のすぐそばでした。
東に目をやると、金剛葛城の山並みが望めます。

最上階からは、西に明石大橋も遥かに望めます。
冬の海は素敵です。真冬にカモメが飛来してくるんです。

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お正月迎えの「南天の花:作曲 山田耕筰」」の貴重な楽譜、
Goさま、ホントにありがとう♪
プロフィール

Diva

Author:Diva
声楽家 ソプラノ歌手
声楽の健康科学 研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座 講師


♪******♪******♪


声楽とは
歌声を楽しむこと

花束の香りを
かぐように息を吸い
花びらの音符を
ちりばめて
歌いましょう♪

クラシック歌唱は
心身を健やかに導く…
そんな研究を
アカデミックに
発信しています

かつて暮らした街
サンフランシスコの
思い出とともに、
歌が紡ぐ日々の暮らしを
エッセイ風に綴ります

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