私のホームグラウンド

 4thコンサートが無事修了。団員はホッと一息ではないでしょうか。院やレッスンのあれこれで、なかなか練習に参加できなくても、ボイトレの席もそのままに待ってて下さる。私にとって、団はまるで「思い出のグリーングラス」の歌詞そのまま、ホームのような存在です。


 高校時代は、この団に集う先輩たちの指導のおかげで、NHK全国大会にコマを進めました。全国レベルに届くほどの、元コーラス部員が揃う団なので、ハモリもバッチリです。


1207083[1] これは以前の写真


 今回は「組曲・心の四季」のみに参加させて頂きました。後は客席で聴かせてもらいましたが、楽しい陽サウンドのバクハツが心地よかったです。(忌憚のないシビアな意見は団に直接…)


 本番も近いある日の練習に、マエストロM氏は、ある男性を団に連れてきました。「あっ!佐野さんや~」高校時代の先輩を見て、私たちは一挙に高校1年に戻ってしまいました。


 ある男性とはだれあろう、私たちが高1の時に高3だったパートリーダー佐野光徳氏。佐野さんと言えば、バーンスタインの日本公演のマネージメントは全て彼。あの指揮者・佐渡裕をビッグに育てた超大物でもあります(→♪♪♪) 


 堺市で建て替え中の堺市民芸術文化ホールのエグゼクティブ・プロデューサーの仕事で、堺にちょくちょく帰ってくるので、団の練習を見にきてくれたんだそうです。


syouhall[1] 堺市民芸文ホール


 佐野さんに正攻法では足元に寄り付けない私たちですが、高1にタイムスリップ、キャアキャア佐野さんを取り巻いて話しました。懐かしのNHKコンクール課題曲を歌うと、「ああ、思いだしてきたわ~」と距離が一挙に縮まったのでした。


 おっと、4thコンサートのお話でした。この日メインの指揮者M氏は、その昔、高校の合唱部をNHK全国大会へ押し上げてくれた人物・・・ということは、あの超大物の佐野さんも 当然 高校時代に指揮者M氏の指導を受けていた。「オイ、佐野!ここはナンヤラカンヤラで…!!」指揮者M氏の若き日の熱血ぶりがよみがえります。上には上がいた訳で…(°_°!)


 というふうに、超大物を指導していたから指揮者M氏はもっとすごい!という力技(チカラワザ)にも似た論法で、4thコンサートの陽サウンドがヨカッタよ~ということをお伝えしたかったのであります。団員の皆さま、陽らしく楽しいステージにブラボー♪

声楽家な一日・。・。

 驚異のもの持ちの良さでビンテージ…花のモチーフの編み物を散らしたスカートです。なぜか必ず褒められる服です。前回のブログに綴ったあくる日、またまたサロンで褒められました。真澄さんが撮ってくれた写真を拝借しました。ありがとうございます!寒いから靴下はいてます。エンジ色で服とお揃いでしょう♪

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 この服を着てた音大生の頃を思い出します。声楽科の学生はかなり派手。だって、どの子もプリマドンナ気取りだったのですもの…若気の至りで生意気でした この時代に一生分のおしゃれをし尽くした感があります。
 
 服も持ち物も、私はストーリーのある品が好きです。母から譲り受けたもの、特におばあちゃんからもらったものならなお最高!物にまつわる歴史やストーリーだけは、お金では買えません

 現在、サロン指導で歌うことが、自分のボイストレーニングになっています。毎日、教壇という小さなステージが与えられて感謝しています。これを「仕事」と思ったことは全く無くなく、サロンの方たちと「大人のお遊び」をする感覚です。遊んでバチが当たらないよう、全身全霊でもって心身合一、無窮の境地で声楽を奏で戯れています。  

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 さて…!小春日よりの暖かさに外に飛び出して、ルーフガーデンで勉強しました。「サロン」とはなんぞや…今一度確認する意味でパリの社交界で活躍した「ショパン」について書かれた論文を読みました。なかなか凄い発見があり、またしても音楽の世界の深みにズブズブ~。あの本もこの資料も、自分の書いたものの読み直しも、勉強したいものでいっぱいです。

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 久しぶりに「プレゼン」もするので、パワポを作り始めてます。微々たるものですが、ほんのちょっと科学(理系)頭脳の回路も機能して(;^_^A  文章書いたり調べ物したりする姿勢が定着。昨年の今頃の、心も凍える修論審査の時期に比べりゃ今はパラダイスかも知れません。遊びと勉強とレッスンの境目もなく、今年の梅は梅もほのかに良い香り。

新年明けましておめでとうございます♪

旧年中は本当にありがとうございました。
2017年が皆様方にとって
ステキな年になるよう、心よりお祈り申し上げます。

年明けは9日の「新春の演奏会」からスタートでします♪
2017年も
声楽の活動、サロンのレッスン指導、歌唱効果の研究に励みます。
どうぞ宜しくお願い致します。

平安神宮 鳥居

絶対音感

 今さらながらに、絶対音感についてである。音楽を専門としているが、自分にはあまり「絶対音感」なんて無いんじゃないかと思っていた。だから、以前、この題名のついた最相 葉月の本が出た時は肩身の狭い思いをした。コーラスの先生が「ワタシ、ゼッタイオンカンあるしぃ~♪」なんて話題に乗ってけなかった。ただ、毎日繰り返し弾くピアノの音は脳が記憶していて、正しい音は思い出せるし、思い出した音程は歌声に再現できたけれど。

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 弦楽奏者などに「絶対音感ありますか?」とたずねても、調弦は聴いた音に合わせたり、専門家で胸を張って音程に自信のある人って、あんまり周りにいなかった。

 声楽だと、恩師は一音のほんのわずかな上がり下がりを聴き分ける耳をもっていて、「あなた!そこ音下がってるわよ!!上よ、上!!!」と厳しい指導があった。一音の何百分の一の上がり下がりを指摘されたのだと思う。家のグランドの調律士さんなど、さらに微妙な音を聞き分けるテストを経て、この仕事に就いたと言っていた。
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 ところがである、こんな思いがひっくり返ることが起こってしまった(なんて大袈裟)。歯医者さんに久しぶりに行って歯を削られた時のことだ。(ちなみに私はお医者さんが大の苦手…)

 あのえもいえぬ「ピィィ~ン ピィィ~ン」とか「ドゥルルルルル~~ ドゥルルルルル~~」が、ドやミや1オクターブ高いドに聴こえてくるのである。えらいこっちゃ、「なんか私、音感ある」…ことはさらに複雑で、私はどんな曲も譜読みは固定ドだ。どこからか聴こえてくる音楽は、頭の中で勝手に変換されるのか、移動ドで聴こえる。脳の中でどんな処理が行なわれているかは想像の域を超える。

 何の音楽か解らない、歯医者さんのドリルがランダムに鳴らす移動ドの、理解不能な現代音楽を、「早く終わってくれえ~」という思いで聴き続けた。絶対音感の本の登場人物が、自然界の音までドレミで聴こえて「クルシカッタ」とカミングアウトしていたが、ちょっとだけその気持ちに寄り添えた。「うーん、こんな気分やったんやな…」

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 ドラム缶を叩く音や、コップの触れあう音、果ては自然が鳴らす風の音が、ドやミやソに聴こえるってホントかなと腑に落ちなかった。風は風の音に聴こえるし、さざ波や鳥の鳴き声も自然も音として聴こえる…これを十把一絡げにドレミの音程にひっくるめるなんてとんでもない。楽器会社の教育の弊害じゃないかとすら思っていた。

 ピアノ等は平均律で絶対的な音程ってあるけれど、弦奏者の音は、純正律でたどってゆくと、必ずしも正確と信じられている音程通りでなくなる。なので、「絶対音感」って言葉自体、ほんとかな~と思う今日この頃なのだ。指揮の巨匠オザワが師と仰ぐ齋藤 秀雄すら、曲のある箇所ではチェロの音程が低くなると言っていたから、そうなんだろう。コーラスも同じく、音のハマり具合を純粋に追求すると、伴奏ピアノの平均律にない音の溶け具合ってあると思うのだけれど。詳しい方にご教示頂ければ幸いだ。

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 ところで歯医者さんは、あと一回でお終いですと言って下さった。発声のために骨格が変わらないよう残して頂いてた親知らずだ。その修理だったのだけれど、歌うための身体のいろんな部品はたいせつにしなくっちゃと、改めて思った。声楽家は体が楽器なのです。チャンチャン 

中之島散歩

もうすぐ金木犀の香がどこからともなく漂う季節 ・。・。・ 
大阪の中之島を秋の散歩に出かけました ・。・。・

この界隈はとってもおしゃれ。府立図書館へは表玄関から入れるようになりました。明治37年、住友が「大阪図書館(当時の名称)」として建造物を寄贈しました。重厚な階段はオペラ歌手が歌いながら下りてくる舞台セットのようです。


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建物は石造り三層の銅葺きドーム。見上げればオペラハウスのような天井。こんな古式ゆかしい建物では、シンとした空気の中での読書かと思いきや、ビジネス街の活気と隣り合わせの図書館です。


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川に沿ってフェスティバルホールの方向へ。20121112_kuriyamachiaki_35[1]
リバーサイドでポケモンGoの「ルージュラ」を捕りました。さすが都心、奇跡レベルのポケモンです。オペラ歌手みたいな風貌だなあ。


若い時にフェスで歌ったことがあります。オペラ「La Favorita」で、レオノーラが修道院で歌う場面でした。別の回では「Aida」を二重唱。アイーダの相手役、キツくていじわるなお姫様のアムネリスを務めました。お?! このオペラはエジプトが舞台。なので主役は黒人です。さっき捕った「ルージュラ」のようじゃない!


新しく建て替わったフェスティバルホールは、古き良き時代の残り香を宿しつつ、今も大阪の音楽会場のランドマーク的存在として君臨しています。次のブログは、フェスから「大阪クラシック」の会場へ…。中之島散歩のお話は続きます。

プロフィール

Diva

Author:Diva
声楽家 ソプラノ歌手
健康科学(歌唱)研究者


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・山田耕筰の孫弟子
・声楽の恩師は
 109才まで現役指導を
 貫いた(故)嘉納愛子氏


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院(4年制音大)
にて研鑽を積む


ハルカス・サロン講師


大阪健康福祉短期大学
アバンスペース
健福興隆ハルカス大学
講座担当


♪******♪******♪


声楽とは
歌声を楽しむこと

花束の香りを
かぐように息を吸い
花びらの音符を
ちりばめて
歌いましょう♪

クラシック歌唱は
心身を健やかに導く…
そんな研究を
アカデミックに
発信しています

かつて暮らした街
サンフランシスコの
思い出とともに、
歌が紡ぐ日々の暮らしを
エッセイ風に綴ります

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