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春の兆し・。・。

 来月3月のファイナルコンサートが迫ってきた。愛すべき我が「混声合唱団 陽」。下は、舞台を終えてはじける笑顔。マエストロが、イケイケゴーゴーの団員の写真をグループラインに送ってくださった。この笑顔で最後のステージの花道を飾ろう。


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 最後列向かって左端が私。団では初代ボイストレーナーを務めさせていただいた。織りなすメロディー、重なり合うハーモニー … 母校の高校合唱部を母体とするこの団で、団員の一員としてもたくさんの曲を歌った。指揮者と同志には感謝してもしきれない。


 只今、有終の美を飾ろうと皆で練習を重ねている。幕引きの曲は、美空ひばりの「お祭りマンボ」と「愛燦燦」だ。


 NHKで美空ひばりの伝説のステージ(東京ドーム1988年)をやっていた。ステージの参考にとTV鑑賞した。時は移れど、歌声は永遠なのだと感じる。ひばりちゃんは、最後の花道に、愛という音符を燦燦と降り注いでおられた。私たちもゴールまでを、彼女のように駆け抜けたい。
 

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 舞台で暗譜は必須。歌詞を頭の中で繰り返しながら、ご近所さんとなった世界遺産の古墳の杜を歩く。ヨーロッパ風な街灯の佇む冬枯れの林をぬって。クリアになった頭に刷り込まれた歌詞が、音楽にのって青空に吸い込まれてゆく。


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 奈良へ出講の帰り道、中川政七商店で珍しくお菓子の缶を買った。店は、いつも道草してゆく本の森の蔦屋に入っている。鹿の絵の蓋を開けると、桜のモチーフの落雁やざら目の吹き寄せがぎっしり詰まってた。レッスンの合間にほっと一息、お茶する時に味わおう。
 中川政七商店 読み物


 桜の木は古都の奈良散歩でよく見かける。春は名のみの風の寒さに負けず、冬枯れの原野でどの木もしっかり、花芽をつけていた。『1月往ぬる 2月逃げる 3月去る』イースターが来ると桜の季節もすぐにやってくる。


 今年のイースターは3月31日だそうだ。この頃には、気の早い桜はそろそろ開花するだろう。イースターは、冬の眠りから目覚める「よみがえり」の季節。小さな花芽が再び花開くように、歌声もまた再生を繰り返し、時を紡いでゆく。

冬ごもりの声楽ラボ

「ラボ」とは研究室の意。laboratoryの略で、アメリカ在住時、UCSFの大学に勤務していた夫はよくこの言葉を使った。ハカセ(博士)たちはラボで実験を重ねていた。 


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 さてここしばらく、ウチのお台所が「ラボ」と化していた。新春から続いた歌い初め講座も ようやく一段落。レッスン生さんが、庭で実った金柑(キンカン)や橙(ダイダイ)を持ってきてくださった。これを、オウチでジャムに煮たのだ。写真の向かって左がキンカン。右がダイダイ。


 冬ごもりの一日。検索で、ジャムづくりのレシピや動画を調べた。めでたく、柑橘の丸い実は、ほんのり甘くほろ苦いジャムに仕上がった。朝食のヨーグルトに入れて食しているが、喉に良いキンカンは美声に効くかなあ。


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 黒豆も炊いた。声楽の恩師のお宅にレッスンに伺った時の忘れられない記憶がある。「喉に良いのよ、召し上がれ」と、先生は時おり『黒豆』を供してくださった。熱の入ったレッスンの後に。


 小皿の上の黒豆はツヤツヤでふっくらだった。オペラアリアや山田耕筰歌曲で高揚した心と体に、黒豆の、ほんのりした甘さが沁みわたった。グランドピアノで指導する先生からは、お鍋で黒豆を煮る姿なんて、とうてい連想できなかったけれど。


 あの時の味に近づけたい…味の記憶をもとに、黒豆の炊き方を試行錯誤した。だから台所は「ラボ」という名の実験室。ガスの節約に、ポットを利用する方法も取り入れ、ふっくら仕上がった。何事も研究だ。
 

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 青空に凛とそびえる冬木立。陽だまりの読書。ガラス越しに射す陽が早春を思わせる。シーズンズホリデーのコンサート、息子たち家族の里帰り、そして新春歌い初め。息つく間もない年末年始もようやく過ぎ去り、安らぎのひと時がやっと訪れた。昼下がりの紅茶にジャムの瓶。くつろいで、ただ今、美声を養生中。


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 真冬の散歩では「蝋梅」の良い香に遭遇した。つい先日は、母校の混声合唱団の新年会もあった。この3月で我が団はファイナルステージを迎える。私の講座も、コロナで立ち消えになったコーラス難民の受け皿になってるふしがある。仲間と歌い続けたい気持ちが、より理解できるようになった。


 けれど、まだまだ歌い続けたい我が団の団員たち。新たに集うという新しい動きもあるようだ。どうなるかはわからないけれど、新しい音楽活動の芽吹きが楽しみだ。


 もうすぐ季節を分ける節分がやって来る。冬ごもりの声楽ラボも、お台所からレッスン室へ居を移して、早春へと向かおう。

音大受験の頃・。・。

 大学のセンター試験も始まった。入試シーズンの到来だ。真冬の小径、ふり仰げばキーンと凍る青く晴れた空。むかしむかしの受験のころをまざまざと思い出す。実技の声楽や副科のピアノはもちろん、ソルフェージュに楽典に学科など、課題は山ほどあった。今現在の受験生の健闘を祈ります。


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 年明けの合唱団の初練習に行くと、母校の庭で梅の蕾が膨らんでいた。受験生の皆さんの努力がどうぞ花開きますように。


 そういえば最近…とは言ってもン年前のこと。院試にも挑戦したのだった。あれから日はめぐる。晴れて院生となり、声楽の健康効果の研究を始めた。そして、阪神大震災の究極の状況の中で歌われ、生命の灯を燈し続けた「赤とんぼ:作曲 山田耕筰」を解析し、院を修了後も論文の発表を続け、著書も出版した。


 研究と併せて、耕筰の孫弟子である声楽家として、赤とんぼをはじめとした耕筰歌曲を次世代へと歌い継ぐ人生のミッションは今もなお変わらない。

 
 音大に進学して よく遊びもした。記憶に鮮やかな青春のひとコマは、親友と行った能登旅行だ。当時よく歌われた「岬巡り」を口ずさみながらの旅だった。穴水・七尾•輪島・岬の灯台・海岸で見た流星群。今年の元旦以降、心は能登から離れない。




 神戸の街を激震が襲った日、歌など何の役にも立たないと、人生かけた声楽への確信は吹っ飛んでしまった。ガラガラと足元が崩れていくようだった。しかし、究極の状況にあって「赤とんぼ」が歌われたのを新聞記事を知って、歌声の生命力を思い知らされた。それからだ、「声楽と生きる力」を考え始めたのは。 


 歌唱は人の心と体を健やかに導く。院でまとめた研究結果と声楽活動の総括は、これにつきる。だから…この大阪で、歌声が呼び覚ます「生きる力」を伝え続けていくよ。今あるこの地の一人一人の元気は、日本の礎となり、能登の復興につながる。


 この1月に高野山大学から9本目となる論文を出した。受験生の皆さん、大学は宝の山だ。道は未来につながる。新たなステージで、生き方を、生きる方向を、じっくりと見極めてください。自分が高3であった高校の朝礼で、校長の放った忘れられない訓辞がある。ただひとこと…「受験生の諸君、がんばってしまえ!!」

古墳の杜よりご挨拶・。・。

世界遺産・仁徳天皇陵古墳より ご挨拶申し上げます。
輝かしい新年から未来に向けて、
皆さま方のますますの発展をお祈りいたします。


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仁徳陵前の門松


旧年はコロナ明けも重なり、演奏の機会や講座指導が増え、音楽的には一年を走り抜けた感あり。年内〆のコンサートを、堺キリスト教会の祭壇でつとめあげ、ここから再び新しい年に向かいます。


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礼拝堂の祭壇で独唱


市に背中を押してもらって主催した公のコンサート・オペラクラスを中心としたサロンコンサート・太陽新館の大木氏に提供いただいた教会コンサートなど、数々の音楽活動は多くの方々のご支援とご協力の賜物です。心より感謝いたします。


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聖歌隊衣装でキャンドルを燈して大木氏と



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サロンコンサート グランドピアノで演奏


若手音楽家との共演の機会も増え、彼らを育てるお役目も加わりました。今後の彼らの活躍が楽しみです。2024年…新しい時代の幕開け、さあ、また歌い出しましょう♪ 2024年もどうぞよろしくお願いいたします


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若手よ 未来に向かって夢の翼を休めるな!

クリスマスコンサート♪デリバリー

 シーズンに入り、クリスマスの出張コンサートで東へ西へ♪ コロナが明けて人の動きが活発になるにつれ、歌う機会がたくさんに増えました。


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 子どもたちへの歌声のプレゼント♪ 会場は公立小学校の講堂です。昔、学校の音楽専科の先生だったころ、卒業式などでピアノを弾いていたので、このシチュエーションはホントに懐かしい。聴いてくれる子どもたちは孫と同じ年齢です。音楽で子どもたちとかかわる演奏会が「未来の創造」につながると信じて 


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 放課後の講堂に響くグランドピアノの音色。お姉さんの歌声もたっぷり聴いてもらいました。メリーウィドーワルツのクルクルダンスをここでも披露。


 歌手のお兄さんお姉さんの歌と踊りが、子どもたちの心に沁み込んでいったようでした。オペレッタを間近で観ることができてよかったね。みんなが歌ってくれた「赤鼻のトナカイ」もステキだったよ。楽しんでくれてありがとう♪
 

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 メリーウィドーのクルクルダンス付きオペレッタは、フェニーチェの会場で披露して以来、十八番となり様々な会場で観ていただいています。 
以前の記事 ①  
以前の記事 ②

 
 世界遺産の古墳を望む館「晴れる家」でもオペレッタをしました。ダンスが入るとコンサートが華やぎます。ハープも柔らかく繊細な音色で演奏してくれました。


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 この館はクリスチャンホーム。聖歌隊の衣装に身を包んで「グローリア」や「もろびとこぞりて」の三重唱もしました。


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 演奏終了後に本年の慰労会。「古墳バーガー」は、ナイフとフォークで食べないといけないほどの分厚さでした。古墳型の印判がついています。コーヒーは埴輪のカップに。カンターレ(歌って) マンジャーレ(食べて) アモーレ(愛して)♪ 心楽しいひと時に出演者の笑顔も満開でした。


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 さて…まだまだ12月いっぱい、冬シーズンのコンサートは続きます。演奏活動と並行に執筆していた論文もようやく書き上げた。あとは誤字脱字の確認のみ。健康維持して師走を駆け抜けよう!皆さまも どうぞ おん身たいせつに

プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
健康科学としての声楽 研究者
発声健康法の草分け


研究業績 及び 演奏実績は
下欄↓のリンク参照


6才でピアニストの叔母の伴奏にて「おつかいアリさん」を歌い、大阪中之島のガスビルホールで声楽デビュー


大阪府立泉陽高等学校卒
合唱部(NHK合唱コンクール
全国大会出場) 部員


相愛大学音楽学部 声楽科卒
芸術学士
山田耕筰の数少ない教え子の
故 嘉納愛子氏に声楽を師事


大阪教育大学大学院
教育学研究科 健康科学専攻
発達人間学修了 修士(学術)
医学博士 故 加藤佳也氏を
指導教授に仰ぐ


夫のカリフォルニア大学
サンフランシスコ医学校
(UCSF)赴任に伴い 家族で渡米


サンフランシスコ
コンサーバトリー音楽院
(4年制音楽大学)にて研鑽


関西大学 梅田キャンパス
KANDAI Me RISE 及び
大阪健康福祉短期大学
ハルカス講座  元講師


出講(声楽指導)で
契約を結んでいる企業など
●講師
・あべのハルカス近鉄本店
・高島屋 堺 十字屋 
・読売新聞グループ
 公的機関の文化プログラム
・セブンカルチャー
 アリオ鳳など


Arts and Sciences
(アート アンド サイエンス)
な声楽の日々をエッセイ風な文章で綴ります

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