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ちっちゃなレディとコンサートへ

 歌劇「アイーダ」凱旋行進曲を聴きに、次男ファミリーとコンサートへ出かけました。上の子は女の子。もうお行儀よくしてられます。桟敷席もある大ホールで繰り広げられる、迫力の凱旋行進曲の大合唱をお目々をまん丸にして聴いていました。時々 彼女の家までお歌のレッスンに行きますが、今日はオペラ鑑賞。ホールの響きがちっちゃな体に沁み込んだかな。ワクワクしながら開演を待って、音楽のシャワーを浴びて、彼女のホール・デビューは上手くいったようです。

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 下は男の子でまだ二つ。泣いたり騒ぐといけないので、パパとママが、彼を外に連れ出してくれました。ホールの近くに市庁舎があります。この前庭のキャンプファイヤーに行ったそう。そういえば、市庁舎は英語でシティホール(City Hall)…彼もまた、元ボーイスカウトだったパパに抱っこされながら、ホールデビューしたのでした。 

 さて、堺の市民会館が、「フェニ―チェ堺」という文化芸術の殿堂に生まれ変わりました。家から歩いて20分くらいのところに新創なったホール。ここは、先の古墳群・世界遺産決定のパブリックビューイングで賑わったホールでもあります。

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 フェニ―チェとはイタリア語で不死鳥。堺を東西に貫くフェニックス通りに面していることからも名がつきました。イタリアンのお店「ポンテベッキオ」も併設されています。こちらの店名は、コミカルで軽妙洒脱なオペラ「ジャンニスキッキ」に登場する「ベッキオ橋」から。紳士にはまだ程遠い下のチビちゃん。彼ががも少し大きくなったら、みんなでコンサート聴いてお食事に来よう。  

 「フェニ―チェ堺」は我が家から歩いても20分。自転車の街・堺なので駐輪場まであり、自家用車のママチャリで乗り付けることもできます。こんな個人的利便性はさしおいても、市政が一新され、ホールのソフト面の改善に期待がもてて、堺の文化芸術の変化の兆しに大きな希望が湧いてきました。サンフランシスコ暮らしの時のように、暮らしレベルで、音楽環境が当たり前のようにあるといいなと思います。

 ホールデビューしたちっちゃなレディを乗せたベビーカーを押して帰る道すがら、妙齢の女性から声かけられました。聞くところによるとピアノの先生だとか。「近所にホールができたので、また音楽会をしようかと見学に来た。今までは中之島のホールでやっていたけれど」と。ハルカスに音楽拠点を持つ私も、それは同じ気持ちです。その先生は「がんばりましょう」と言って、ホール利用規約のパンフ片手に、にこやかに去っていかれました。水面下に、なんだか今までにない堺回帰の音楽の胎動が感じられる井戸端会話だったなあ…。

 マダムたちがおしゃれして行き交い、気の良いおっちゃんたちが集う…市民が文化を発信し、楽しく芸術を享受する…そんな堺市文化芸術会館に育つよう、音楽を専門とする私たち近隣住民も、ホールと付き合ってゆきましょう。他市や他県からのお客様、ウェルカムでございます。



君死にたまふことなかれ

<終戦の日に寄せて>

混声合唱団 陽 の歌声です。

私たちは与謝野晶子の母校の後進です。

偉大な先輩の「君死にたもうことなかれ」を

石若雅弥氏の作曲で歌っています。



堺の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば、
君死にたまふうことなかれ


堺生まれの私たち

歌詞が身に沁みます。


さらに、御巣鷹の尾根に日航機が墜落した日。

34年前、

サンフランシスコに住む私たち日本人は、

ニュースでこれを知りました。

九ちゃんの「上を向いて歩こう(スキヤキソング)」が

アメリカの街に流れてた…




お盆前の日常・。・。・

  朝の涼しいうちのウォーキングの途中の朝ごはん。野菜をパンにはさんでラップでくるんだ簡単サンドイッチ と 冷たいミルクコーヒー。世界遺産の仁徳さんの公園で食べます。いつものお散歩ルートが世界遺産って不思議な感じ。古墳が街なかで守られ、日常生活に溶け込んでるから、朝ごはんも世界遺産でなんて できるんでしょうね。 


 さて 堺…高島屋の十字屋(楽器)さんで、来春オープンの講座の話が進んでいます。この高島屋には「丸善」(書店)も入っていて、自著のシンプル声楽法をおいていただける予定。


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 シックな店内を巡ると、さすが丸善。選書のセンスは抜群でした。子どものころ読んだ 大好きな本を並べた棚もありました。赤毛のアン・小さな家のローラ・あしながおじさん から 梶井基次郎の檸檬まで。本を手に取りながら、こんな書物と一緒に、またまた著書を配架していただけるなんて光栄!としみじみ思いました。


 地元 堺の高島屋で「声楽発声と健康寿命」をテーマとした講座を展開できるのが楽しみです。講座用の教科書に著書を使うので、丸善さんに、配架をお願いしたという訳です。30年前に ここ高島屋ローズカレッジで始めた「趣味の声楽」が、関西大学オープンカレッジを経由して、再び古巣の堺高島屋へ「健康科学をベースとした声楽」に進化して戻ってくるので、来春の開講は感慨もひとしおです。


 さて、立秋とは名ばかりの猛暑。照りつける太陽が、ハルカスのガラス窓にピッカー☆☆と反射。この暑さにもかかわらず、サロン生のみなさんは休むことなくレッスンに通ってこられます。夏バテ知らずで元気だから歌うのか、歌うから健康維持できるのか。相乗効果だと思います きっと。


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 ハルカス講座では、お気に入りのパン屋さん「ビアンシュール」でお昼を取ることがよくあります。けれど、裏路地を行くのもあまりに暑い。スタジオと音楽室のあるハルカス別棟に成城石井がオープンしたので、ここで、お昼を軽くすませることにしました。上等で美味しそうなジャムの瓶もついでに買いたいけど、誘惑には負けません。


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 しゃれた絵になるイスとテーブル、二階へ続く吹き抜け階段。食事してると、さっきまでレッスンしたサロン生さんたちが、通りすがりにお辞儀して「バイバイ」と手を振り帰ってゆきました。


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 次の講座まで時間があるので洋菓子売り場をクルクルお散歩。ハルカス館内は涼しくて快適。涼果と銘うったお菓子がヒンヤリ、帝塚山 ポアールでは天井のシャンデリアがまばゆくきらびやか。温暖化に加担するクーラーでの暑気払いが後ろめたいのですが、こう暑くては、熱中症予防の大義名分もありまして。 


 次の講座までまだ時間があるので、少し早目にスタジオ入り。自分の曲の練習も可能です。音響がすごく良く、ここでのレッスンは声が伸びて心地良い。都会のど真ん中で、この部屋をレッスン室として自由に使える境遇に感謝します。


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 近鉄さんも高島屋さんも、快適な環境で、声楽効果で健康寿命を伸ばす取り組みの後押しをしてくださって、ホントに嬉しいかぎり♪ 緑多い世界遺産の堺をも含め、涼をとれる環境に、街の「恩恵」を感じる今日この頃。


「神サマ、川を渡る!」住吉大神御輿 レポート♪

 この麻呂のように涼しげな流し眼の青年は、「笙」を手に、住吉の神サマとともにやってきた『雅楽』奏者です。


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 神社のえもいえぬ雰囲気を醸し出す『雅楽』は、この笙や篳篥の音色が奏でられる日本のオーケストラ。「写真撮っていいですか?」に 、現代の吟遊詩人は、雅にポーズをとってくれました。最近の若者はサービス精神もたっぷりで立派です。


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 さて、さる8月1日。大阪市の住吉大社から堺市の宿院頓宮へゆく お神輿(おみこし)が、両市を隔てる大和川を渡りました。


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 水の浅い中州で、大阪側が堺側の担ぎ手にお神輿を託します。大和川の付け替え以前は、この辺り一帯は地続きでした。


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 橋の上では神事が執り行われ、中州に向かってのお祓いがありました。川の中で、担ぎ手が神妙に頭(こうべ)をたれ、橋の上で、大阪と堺の重鎮が対面しています。新しく堺のトップに就任した 永藤 市長の顔も見えます。


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 重い甲冑に身を固めて汗だく。にもかかわらず、爽やかな若者たちです。世が世なら、戦国時代はこんな風貌で合戦してたんだろなぁ。かっこいい!


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 野武士をおもわせる面構えの青年。兜を持たせてもらったらホントに重かった。これを背負って、甲冑の装束で、さらに猛暑の紀州街道を南下するのです。ひ弱だと思われがちな現代の若者は、思いの他、しなやかな精神と強靭でたくましい身体を兼ね合わせていました。


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 向こう岸の土手に上がったお神輿は、地元堺の出迎えを受け、勇壮に揺さぶられて景気良い鈴音を鳴らします。


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 再び、神サマのお旅所「宿院頓宮」に向けて行列です。堺市長は裃(かみしも)姿。若いおっちゃんに「今日はハッピちゃうん?担げへんの?!」と声かけられ、市長は破顔一笑。親しく交わす言葉に、かつては、仲間と地域に溶け込んだ御輿の担ぎ手であったことが伝わってきました。


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 雅びな貴人の神輿を担ぐ宮廷のお抱え人。いやあ、みんな絵になるなあ。


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 紀州街道を南下すると、「堺の町屋コンサート」のピアニストのお家。きゃっ!角先に大きな提灯。文化を継承しつつ、クラシック音楽にいそしむ先輩。彼女の演奏は和魂洋才だったのね。素晴らしい♪


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 神サマの行列が到着する宿院頓宮。夜には、飯匙堀で「荒和大祓神事」が執り行われ、一連の行事が終了します。ここには「潮満珠(しおみつたま)」と「潮干珠(しおひるたま)」が埋まっているという。古い言い伝えは、太古の海岸線なのかもしれない。大津波がきてもこのあたりで止まるんじゃないかと想像しています。


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 夏の風物詩 おみこっさん(お神輿)」のお渡りは、現在が、過去から未来へと引き継がれる継承点であることをリアルに感じさせてくれる神事でした。クラシック音楽の洋楽も地域文化の水準を示すバロメーターだけれど、その地の産土の神様を祭るお祭りはたいせつと改めて思った夏の一日でした。


夏まっさかり

 関大の梅田キャンパスの「美・ボイス」もお盆は休講。7月末日はその補講だった。猛暑の中 お越しの受講生さんは汗だく。それでも、山田耕筰先生 作曲による「関大学歌」を通して、生涯学習に取り組まれた。我が恩師・嘉納愛子先生直伝 耕筰の歌唱法の研究を絡めてのレッスンで、ボイストレーニングとはいうものの、今回は座学と演習を併せた内容となった。


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 キャンパス館内はヒンヤリ涼しい。快適に学んで頂けた。講座を終えて猛暑の街へ飛び出して行かれたみなさん、学んで得た気の張りと発声の健康効果の体得で、きっとこの盛夏を健やかに乗り切って下さると思う。


 さて、講座を終えてチンチン電車に揺られ帰ったが、夕方から、ぜひ行きたい堺の夏の行事があった。生まれも育ちも堺のこの私、まだ見たことの無い「大魚夜市」だ。市長さんもツイッターでよびかけてくださっている。 堺市長さん


 夜市は、どこから人がこんなに集まるのというくらい、梅田都心界隈 顔負けの賑わいだった。あまりの人出に、花火は隠れスポットで見物した。ここで講座を持っていた時には立ち寄った、海の見える高層階だ。ちょっと久しぶり。


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おっ!始まった!!


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旧堺港の海の真ん中から、夏の夜空に花火が上がる。


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 専門分野「声楽」は、将来への健康長寿のためのボイスレッスンとして、地元大阪への還元に今後さらに努めたいと思います。そして活性する堺で未来へと橋渡しされる文化にさらに学びたいと思います。

 

プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


夫のカリフォルニア大学
サンフランシスコ医学校
(UCSF)赴任に伴い
家族ぐるみ渡米
当 英語学校に学ぶ


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)


●ハルカス近鉄本店  文化サロン他 講師

●読売新聞大阪本社・ 讀賣TVを運営母体とする文化センター講師

●関西大学 オープンカレッジ 梅田みらいず カルチャーリンク講師

●大阪健康福祉短期大学
ハルカス講座 講師(2017-2018)


声楽の日々をエッセイ風に綴ります。

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