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めでたき佳き日のハーモニー

 旭化成フェローの吉野さんがノーベル賞授賞式でスウェーデンへ。おめでとうございます!なんといってもステキなのは、はじけるような笑顔と 企業人としての練れた物腰。


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 個人的にも、めでたいことは重なります。吉野さんがスウェーデンに行かれたころ、私たち夫婦は姪っ子の結婚式で 一路 東京へ向かっておりました。


 さて、姪っ子の結婚式。親族初顔合わせまでの待ち合いでは、祝いの桜茶がほんのり良い香り。親族の中に旭化成にお勤めの方がいて、ノーベル賞の吉野さんの話題をきっかけに、ウチの長男も同社・博士研究員なので親近感も増して会話がはずみました。


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 結婚式が執り行われたのは、東京の奥座敷といわれる高尾山の うかい鳥山。コンセプトは「歴史的背景のある建物を移築し、日本の建築美と西洋の美術品の伝統美を融合させた、物語のある食空間」なのだそうです。式の建物に入ると、和の花々で飾られた新郎新婦の席が目に飛び込んできました。


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 結婚式に続く披露宴では、新郎がわの叔父さんが、結婚の賛美歌430番「妹背をちぎる(いもせをちぎる)」を歌いました。立教大の聖歌隊だったそうです。


 これにがぜん反応してしまった私。初対面の親族同士、 ハモりませんかと誘ってみました。戸惑いながらもOKしてくださり、これにまた、がぜん反応したのが そのお姉さま。「やりましょう♪」との頼もしい返事。メロディーはこの姉弟が引き受け、下のパートを私が受け持つことになりました。


 宴のころ合いに突然歌い出した この日限りのコーラス隊。見ず知らずだった方々と歌声でご一緒できるとは、素晴らしいことだと 改めて 感じました。今日の佳き日を機に、親族の契りを結んだ方々とのハーモニー(調和)となれば なおさらです。


 さて、ミシュランの高尾山での披露宴の料理は… 


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先ず、柚子の器に 上品に少量 盛られた紅白なますから。


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壽の箸袋に 紅白の蟹の真丈(しんじょう)、アルコールが飲めないので葡萄ジュースです。


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 広大なお庭は、日本各地から移築された歴史建造物で、小さなひとつの里のよう。里山料理の「ヤマメの焼き魚」「 海老芋の煮物」「つみれ汁」なども提供されました。関西の者にとっては、京風の目にも美しく繊細な膳とは異なって、山里の素朴な馳走が懐かしく感じられました。


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 合掌造りの中の部屋はモダンな設いです。口福の料理が続きます。ステーキが供される頃には お腹もいっぱい。けれど まだまだ続いて 締めのウエディング・ケーキ。甘すぎず、満腹なのに 不思議とペロリといただいてしまいました。


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 式は「人前式」でした。姪っ子世代は、結婚式の形が本当に多様。私の長男は、六甲山での洋風マリアージュでした。次男に至っては、いきなり二人で住み始め 家を建て 子どもたちに囲まれたので、結婚式はナシ。姪っ子の姉は、グアムの教会で二人っきりで結婚式を挙げました。


 みなに共通して言えるのは、2人で相談して、自分たちの意志で結婚の形を選んでいるということ。私たちの世代のように、親がかりの盛大な結婚式や披露宴など、両家の縁組みの色合い濃いものからは全くの様変わりです。また、独身も選択のひとつです。時代も変容しています。ソロでも、ハーモニーでも、自分たちの納得いく幸せな世界を紡ぎだせばそれが最高だと思います。


 めでたい行事の行き帰りの新幹線の中では、来年の真冬の混声フェスのステージに向けて、曲と歌詞の暗譜をしました。佳きハーモニーとなるように。吉野さんのノーベル賞 授賞式も待たれます。式は、日本時間の11日未明 ストックホルムのコンサートホールで開かれるんですね♪


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赤い紅葉と 常緑の陵(みささぎ)

 京都のレッスンから帰る「おけいはん」のダブルレッカーに乗ると、後部座席から「堺」の話が聞こえてきた。京都ブランドの女の子たちが「世界遺産の堺」で盛り上がっていた。おお…ついにここまできたか。京都に憧れ 遊びは京都 で学生時代を過ごした関西の私は感慨深い。


 太古の古墳「仁徳天皇陵」を取り巻いた紅葉。美しかった堺の季節の締め括り、日本庭園の夜間ライトアップは燃える赤がさらに際立っていました。


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 池の水面に映る二重紅葉はまるで貴族の庭園のよう。誰もが等しく美しい光景を愛でられる令和は良き時代。相反するけれど、今の日本、消費税アップで、議員年金引き上げとか桜の花見とか ちょっとなあ。


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 古墳に眠る仁徳天皇には有名な逸話がある。民の竈(かまど)から炊煙が立ち上っていないのを見て、仁徳さんは税を免除したという。仁徳さんを見習って欲しいなあ ヽ(` ´*)ノ彡☆ 


 紅葉の美しい季節は過ぎましたが、仁徳さんは年間とおして常緑です。観光客で賑やかになりましたが、陵(みささぎ)はいつも緑に鎮もって(しずもって)います。


 お正月近くから年明けにかけて、冷たく空気のキーンと冴え渡るころの御陵もまた格別。近隣の者は ちょっとそこまで初詣、仁徳さんの御陵に新年のご挨拶もいたします。白木の鳥居を前に手を合わせると、心が引き締まります。


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 上は、同じ庭園の昼間の写真。千両・万両・南天?クロガネモチ?なんの実かな。緑の葉っぱに赤い実が映え、 お正月が近いことを知らせています。桜の紅葉もやがて冬枯れ、クッキリ冴えた冬空に木々の枝ぶりを楽しむ「古墳散歩」の真冬が


 …と言いつつ、頭の中は、極寒の季節の合唱フェスティバルで一団員として歌う曲がグルグルと。歌詞は英語…それも暗譜!おまけに2曲!!だれかヘルプ・ミー!!! ソロと異なり 仲間で歌うとついつい甘えが…いかん!だあれも助けてくれないから自力で頑張るしかない。思いきり楽しめるように準備は怠りなくやね (*^^*) ダレカ タスケテクレ~ 


過去記事:日本庭園ライトアップ  秋のコラージュ


年の瀬のキラキラ・。☆・。☆

 先のピッコロシアターでは、サロン生の梨名ちゃんはバレエとオペラでキラキラ輝いてくれました。コンサートのオープニングを飾ってくれてありがとう  


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 ホールを自在に舞う彼女。自分の世界を持ってる人ってやっぱり素敵。今回は、初めてのバレエとバイオリンとのコラボレーション。私はピアノでしたが、声楽ばかりでなくピアノ伴奏も大好きなんです。フラメンコを始めたサロン生もいらっしゃるので、次回は、踊って歌ってカルメンの「恋は野の鳥」で輝いて欲しい。


 後日、レッスンを兼ねたピッコロの反省会をしました。終了するころには日もとっぷり暮れ、夜風でほてった頬を冷ましに、天芝広場へ足を運びました。おお~、ハルカスをバックにイルミネーションが映える~ 


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 先日オープンした「てんしば i:na(イーナ)」もオーナメントで飾られていました。かつての天王寺公園は、夕暮れ時は不気味でした。けれど今や、このエリアは、夜間照明を浴びて興じる若者たちのスポーツの場。動物園はおしゃれスポットに化したと実感

 

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 堺では、年の瀬を迎え、堺桜彩イルミネーションの点灯式も済みました。街にハートフルな灯りが燈ります


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ネットの写真お借りしました。


 イルミネーションが燈るのを待つ人で、市役所前広場はいっぱいでした。


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 ユーチューブでその様子が紹介されています。



 クリスマスが近づいてキラキラ輝くこの季節。来年も歌声を磨いてピカピカの人生に シーズンの曲はやっぱり…



シティ・ホール

 堺市役所の議場の議員席を初めて体験した。「議会報告とトーク&カフェ」の第1部、議会報告でのことだ。見上げると、高いドーム型の天井をシャンデリアが照らしていた。


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(堺市会議場)


 議員席は3番だった。本物の議会では中野貴文議員が着席される。歯科医とお聞きするがカッコイイですね。先般、政治資金規正法違反で失墜した竹山前堺市長の報道があったが、一新されたこの議場から、民意を背った方達の真摯な議論によるより良い堺市が生まれますよう!


 かつて暮らしたサンフランシスコの「市庁舎」は、自動車をすっ飛ばして あるいはミュニ(路面電車)に揺られて行く先にあった。現地ではこれを「シティ・ホール」と呼び、界隈のシビックセンターに政治と文化の施設が結集していたことを思い出す  シビックセンター


 堺市の議場も立派なホールだ。議員席に座りながら、ここで発する声は、西洋のチャペルのドームに響く音のようにさぞかし豊かに鳴るだろうと想像した。そう言えば、大阪の議事場では、オーケストラが演奏したこともあったと記憶する。


 フェニ―チェ堺のホールはここから近い。点と点が結ばれて面となり、サンフランシスコの市街地のように活性化されればいいなと思う。新しい時代の堺のグランドデザインを描く新市長と、市議会の行方を丁寧に見守ってゆこう。


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(議員さん達との懇談の写真。札場議員のHPから)


 第2部は「トーク&カフェ」。議員さん達との懇談の時間が設けられていた。入室すると、山口典子議員から「だれかにたのまれたん?」と声かけがあった。親しくお声かけくださったが、動員をにおわす言葉に、自ら望んで出席した私は「…あ、こりゃ あかんわ。普段からこの方、こんなダレダレなんかい(怒)」と思ってしまった。フレンドリーな言葉も公人ともなれば、一般市民の目には厳しい。普段の政治への姿勢が敏感に感じ取られてしまうものである。


 懇談のテーマは2点、①堺の防災で取り組むべきこと ②世界遺産登録後 堺ですべきこと。


 ひとつ目のテーマでは、私は、阪神大震災のガレキの中で歌い命の灯をつないだ「赤とんぼ」を例にとり、「究極の場面における歌唱が生む生命力」と「 普段の生活で培える健やかな心身づくり」が、防災の備えにつながると発言した。テーマに合わせた議員さん達の防災服姿が印象的だ。


 ふたつ目のテーマには、世界遺産登録後の堺の取り組みに、みなが頭を悩ますところだった。正解は無い。「やってみなはれ」の精神で、市議会の尽力に託したい。今回は、堺市議会のみなさま、貴重な機会をありがとうございました。


 やや固めの議会イベント報告でしたので、締め括りは心和むお花で飾っておきましょう。ピッコロシアターでいただいた薔薇やマーガレット…つぼみが開いて今も元気に咲いてます。


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大人のコンサート

 ピッコロシアターでの「Autumn Concert」にお越しいただきました皆様方、ありがとうございました。今回は、ヴァイオリニストの渾身の演奏との共演で、「オペラ座の怪人」はいやがうえにも おどろおどろしく、大迫力の舞台。ヴァイオンとピアノの協奏もさすがでした。オペラのサロン生さん達もすてきでしたよ!


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 上はM嬢の「バッハの平均律/グノーのアヴェマリア」のステージ写真。先日、音合わせ風景をアップしましたが、本番はこんなふうに。日常と本番の写真を比べると面白いです  音合わせ風景


 「フィガロの結婚・手紙」や「モーツァルトのピアノ協奏曲(編曲)」の二重唱も、ドレスの色が、打ち合わせはしませんでしたが 相方は緑で私が赤のクリスマスカラー。晩秋に、クリスマスの足音も、楽しんでいただけたでしょうか。


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 この「Autumn Concert」を主催したピアニストは、大人が楽しむコンサートを目指しました。輝ける居場所を得たアマチュアさんは、「これから一年また生きて行けるわ!」と言っていました。聴いてくださったお客様も含め、音楽から元気をもらった方は沢山いたことでしょう。


 ネットで見かけてハッとした言葉があります。

「変化は一気に大きく起きるのではなく、小さく始めたものがさまざまな形で連鎖し、長期に渡って継続しているうちに気がついたら変わっていた」


 そう言えば、もう何年か前になりますが、誰が聞いても「はあ?なに それ??」という研究「声楽の健康効果」を、たった一人で始めました。研究がまとまったので、論叢・学会・演奏会を通して世に発表しました。世に出したものの、あの時の 初めの一歩が 今どうなっているか気になったので、キーワードに「声楽 健康」と入れて検索してみました。すると…


 忘れられ 今では日の目を見ることもないだろうと思った自論が、なんと、メソッドとして仕上げた「シンプル声楽法」のタイトルとして、1360000件中 3番目に出てきました。初の論文も8番目。下はそのスクショです。


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 声楽と健康の関連に根拠を求める人はたくさんいるのだと再確認。検索で上位に出す方法など、ランク操作に詳しくない私はほったらかし。それでも、初めの小さな一歩は、多くの人の求めるところとなるものなのですね。あらためて、研究を始めた甲斐があったと思いました。


 今回のピッコロシアターは、研究の実践編としての、大人が生命を輝かせるプロアマ問わずのコンサート。志を同じくするピアニストやヴァイオリニストとの共演に感謝したいと思います


 さて、継続は力なり。いつもの三都物語のレッスン日。「アルション」でお昼をとります。紅葉する晩秋の平城京跡にも、ほどなくクリスマスはやってまいります。古都のクリスマスも また 素敵でしょうね。


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 京都での指導が終わると外は真っ暗。「駅ピアノ」で生徒さん達と「ホワイトクリスマス」を歌いました。今年も続けて広がり浸透した「声楽の健康効果」。イルミネーション輝く京都タワーを見上げると夜風が頬に冷たい。余すところわずかとなった令和元年を、心身健やかに駆け抜けましょう♪


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プロフィール

Diva

Author:Diva
中野陽子

声楽家 ソプラノ歌手
山田耕筰の孫弟子
声楽の健康科学 研究者


相愛大学音楽学部
声楽科卒 芸術学士
・109才まで現役指導者
 故 嘉納愛子氏に師事


夫のカリフォルニア大学
サンフランシスコ医学校
(UCSF)赴任に伴い
家族ぐるみ渡米
当 英語学校に学ぶ


サンフランシスコ
コンサーバトリー
音楽院[4年制音大]
にて研鑽を積む


大阪教育大学大学院
教育学研究科
健康科学専攻
人間科学コース
発達人間学研究修了
修士(学術)



●関西大学 オープンカレッジ 梅田みらいず カルチャーリンク講師
●大阪健康福祉短期大学
ハルカス講座 講師
をつとめた。

現在、
●ハルカス近鉄本店  文化サロン他 講師
●読売新聞大阪本社・ 讀賣TVを運営母体とする文化センター講師


混声合唱団「陽」初代ボイストレーナー。時に、
灘校 保護者コーラス隊 コレぺティ


声楽の日々をエッセイ風に綴ります。

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